歯周病は、各個人によるブラッシング不足や食生活の乱れなどによって発生するイメージがあるかと思います。
もちろんそれも事実ですが、歯周病は感染症であるため、家族同士などでうつってしまうケースもあります。
今回は、歯周病がうつりやすい家族の主な特徴について解説します。
食器の共有や口移しを行っている
もっとも歯周病がうつりやすくなる原因としては、やはり食器の共有や口移しが挙げられます。
家族で同じお箸やスプーンを使っている場合、歯周病菌が口から口へ移動しやすくなります。
そのため、基本的には各家族で専用のカトラリーやお皿を使用しなければいけません。
また幼い子どもがいる家庭では、親が噛み砕いた食べ物を子どもに与える習慣があることも考えられます。
こちらも、唾液に含まれる歯周病菌が直接相手の口の中に入る行為であるため、絶対に避けなければいけません。
スキンシップが多い
スキンシップが多い家族も、家族間での歯周病感染が起こりやすくなります。
スキンシップが多いことは、決して悪いことではありません。
それだけ家族関係が良好であることを示していますが、こと歯周病の感染という観点では可能な限り控えるべきです。
特に親子間や夫婦間でのキスは、もっとも直接的な唾液の交換となるため、歯周病の感染リスクが高まります。
歯周病がうつりやすい家族のその他の特徴
歯周病がうつりやすい家族におけるその他の特徴としては、全員のデンタルケアが不十分であること、免疫力が低下していること、生活環境が似通っていることが挙げられます。
ブラッシングが不十分で口内にプラークが多くなると、菌が定着・増殖しやすくなります。
これにより、家族のいずれかが重度の歯周病になってしまった場合、周囲への感染源となる可能性が高まります。
また疲労やストレス、不規則な生活などで家族全体の免疫力が落ちている時期は、うつった菌に対抗できず歯周病を発症しやすくなります。
ちなみに甘いものの摂取頻度や間食の多さなど、家族で同じような食習慣を共有していると、菌が繁殖しやすい口内環境が全員につくられてしまいます。
まとめ
歯周病は人から人へとうつる感染症であるため、個人単位でのみ対策を取っていれば良いというわけではありません。
特に子どもを持つ親御さんは、このことについて深く理解し、子どもに歯周病をうつさない環境を整える必要があります。
もちろん、一人も歯周病を発症していない状態をつくるには、家族全員でデンタルケアを徹底し、歯科クリニックでの定期検診も積極的に受けなければいけません。




