ホワイトニングを受けた後、もっとも注意しなければいけないのはやはり色戻りです。
せっかく歯が白くなったにもかかわらず、注意せずに生活していると、すぐに歯はまた黄ばんでしまいます。
また色戻りが早ければ早いほど、費用もかさみます。
今回は、ホワイトニング後に避けるべきアントシアニンについて解説します。
アントシアニンの概要
アントシアニンは、植物に広く含まれるポリフェノールの一種で、花や果実などに含まれています。
具体的には、アントシアニジンに糖や有機酸などが結合した化合物であり、その種類は500種類以上にも上ります。
pHや温度などの条件によって色が変化し、赤や紫、青といった色が見られます。
ちなみに、アントシアニンには抗酸化作用や目の健康を維持する作用、血小板凝集の阻害作用などがあります。
ホワイトニング後にアントシアニンを避けるべき理由
ホワイトニング後にアントシアニンを摂取してしまうと、白くなった歯が着色してしまう可能性があります。
アントシアニンは歯の表面に付着しやすく、先ほど解説したような赤や紫、青などの着色が見られる原因になります。
特に、ホワイトニング後の歯は表面がザラザラしているため、このような着色成分が入り込みやすいです。
ちなみに赤色2号アルミニウムレーキなど、一部のアントシアニン系着色料には、多量摂取による発ガン性が指摘されているものもあります。
アメリカでは使用が禁止されていますが、日本では今でも加工品などに使用されているため、注意が必要です。
アントシアニンが含まれている食べ物
アントシアニンは、さまざまな食べ物や飲み物に含まれています。
例えば、野菜であれば紫キャベツや赤タマネギ、赤シソなどの含有量が多いです。
ホワイトニング後にこれらの野菜を食べる場合、着色のリスクが少ない通常の色のものを選ぶようにしてください。
またアントシアニンは、ブドウやブルーベリー、プルーンといった果物にも含まれています。
特に着色しやすい飲み物として有名なワインにはブドウを使用しているため、アントシアニンによる着色のリスクも高いです。
まとめ
アントシアニンは身近な食べ物にも多く含まれているため、ホワイトニング後の食事では摂取しないように注意しましょう。
またアントシアニンだけでなく、カフェインやタンニン、ターメリックやイソフラボンなど、ホワイトニング後に避けるべき色素成分は数多くあります。
全てを完璧に避けるのは難しいかもしれませんが、後戻りを防ぐためにはなるべく摂取するものをチェックすべきです。