ホワイトニング後は、歯の表面を覆っているペリクルという皮膜が除去されます。
こちらは12~24時間ほどかけて再生されるため、それまでは色戻りが起こらないよう、特に食事内容に注意しなければいけません。
今回は、ホワイトニング直後に避けるべきご飯ものやパン、麵類について解説します。
ホワイトニング直後に避けるべきご飯もの
歯の皮膜が元に戻るまでに摂取するものは、基本的に色の薄いものでなければいけません。
そのため、ご飯ものでいうとカレーライスは天敵のような存在と言えます。
カレーライスはターメリックなどの色素を含んでいますし、粘着性や辛みもあるため、着色だけでなく歯へのダメージにもつながります。
逆に普通の白米やおかゆ、ホワイトソースのリゾットやドリアなどについては、ホワイトニング直後に食べても特に問題はありません。
ホワイトニング直後に避けるべきパン
パンにはあまり着色のイメージがありますが、カレーライスと同様カレーパンはホワイトニング直後に食べるべきではありません。
またアンパンやチョコレート、ジャムなどが含まれるパンについても、ホワイトニング直後の歯とは相性が悪いです。
ジャムについては、特にブルーベリージャムが着色のリスクを大幅に高めます。
通常の食パンであれば、基本的には食べても大丈夫ですが、このときはシンプルなバタートーストを選ぶようにしましょう。
ホワイトニング直後に避けるべき麺類
麺類は種類が豊富であり、ホワイトニング直後でも何かしら食べる機会はあるかと思います。
注意したい麵類としては、味噌ラーメンや醤油ラーメン、焼きそばやトマト系のパスタなどが挙げられます。
これらは味噌や醤油、ソースなどが含まれていて、見た目で濃い色が付いているため、ホワイトニングとの相性が悪いことはすぐにわかります。
一方、ラーメンで言えば色が白いもしくは薄い豚骨や塩、焼きそばならソースを使用していない塩焼きそばがおすすめです。
さらにパスタの場合、カルボナーラなどクリーム系のパスタであれば、ホワイトニング直後に食べても明らかな色戻りが起こる心配はありません。
まとめ
ホワイトニング直後の色戻りは、患者さんのモチベーション低下や費用の無駄遣いにつながります。
また一度色戻りが起こった場合、再び白くするには歯科クリニックに通うしかありません。
つまり、単純に時間や手間もかかるということです。
ホワイトニングの白さを永遠にキープすることはできませんが、少しでも白さを維持できるように工夫することが大切です。