家族と生活する場合、自身だけでなく家族のうちの一人も同じタイミングで虫歯を発症することがあります。
このようなケースでは、家族同士で同じ歯科クリニックに通い、一緒に虫歯治療を受けることをおすすめします。
今回は、家族で一緒に虫歯治療を受けることのメリットについて解説します。
意識を共有できる
家族で一緒に虫歯治療を受けることにより、虫歯や歯周病に対する意識を共有できます。
例えばおやつの食べ方やブラッシングの方法など、歯科医師から得た情報を家族間で共有することにより、さらに効果的な予防につながります。
またこちらは虫歯治療だけでなく、家族で定期検診に通うケースにも言えることです。
定期検診を受ければ、歯や歯茎をキレイにクリーニングしてもらえるだけでなく、ブラッシングや食生活などの指導も受けることができます。
通院がしやすくなる
家族同士で虫歯治療を受ける場合、個々でバラバラに治療を受けるよりも通院の利便性が高まります。
こちらは、通院のスケジュールを調整しやすくなるからです。
例えば、それぞれ別の歯科クリニックに通う場合、最低でも予約を2回取らなければいけません。
一方同じ歯科クリニックであれば、家族で同じ日に1回予約を取るだけで済みます。
また虫歯治療が苦手な方は、家族と一緒に待ち時間を過ごすことにより、治療に対する不安や恐怖心が軽減される可能性もあります。
このような効果も、通院の利便性が高まることにつながります。
医療費控除を受けやすくなる
医療費控除を受けやすくなることも、家族同士で虫歯治療を受けることのメリットです。
医療費控除は、年間で支払った医療費が10万円以上だった場合に、所得税の対象となる課税所得を減らせるという制度です。
ここでいう医療費には、虫歯治療にかかった費用も該当します。
また医療費控除には、生計を同一にする配偶者またはその他の親族のために支払った医療費も対象にできるというルールがあります。
つまり虫歯治療を受けた本人だけでなく、その家族の治療費も対象になるということです。
ちなみに医療費控除は、当然虫歯治療費以外の医療費も対象になるため、家族で一緒に通院することで控除を受けやすくなります。
まとめ
家族で一緒に虫歯治療を受ければ、その世帯におけるセルフケアの意識は高まりますし、通院もしやすくなります。
特に子どもや虫歯治療が苦手な方は、家族が一緒にいてくれることが大きな支えになる可能性が高いです。
また医療費控除を活用しやすくなることから、家族同士での通院は経済的な面でのメリットもあると言えます。