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【上尾の歯医者】天然歯の特徴

天然歯とは、文字通り人の力が加わっていない自然のままの歯、つまり自分の歯のことです。

天然歯を失ったとしても、入れ歯やインプラントなど代わりになる人工歯はありますが、いずれも天然歯に勝るものではありません。

天然歯のどのような点が人工歯よりも勝っているのでしょうか?

天然歯の特徴について、解説します。

 

天然歯とは?

 

天然歯とは、エナメル質とその内側の象牙質、さらに内側の歯髄という3つの組織で構成されたもので、先端には根があります。

天然歯の特徴について具体的に解説します。

 

歯根膜がある

 

天然歯には、骨と歯の間に約0.2ミリの薄い歯根膜というものがあります。

歯周靭帯とも呼ばれている繊維性結合組織で、この組織によって歯は簡単には抜けないようになっているのです。

歯根膜には、ものを噛んだときの衝撃を吸収し直接歯槽骨に伝わらないようにする大切な役割もあります。

歯には食事のたびに噛む力加わっていて、歯根膜が噛んだときの衝撃を吸収しているのです。

他にも歯根膜には、噛み応えを感じるという役割もあります。

歯根膜のおかげで、無意識のうちに硬いものはしっかりと噛み、柔らかいものは弱く噛むことができているのです。

天然歯を失い総入れ歯になった場合、歯根膜が働かなくなるため、噛みしめる感覚を楽しむことができなくなります。

 

血液が供給されている

 

天然歯には、歯槽骨と歯肉、歯根膜の3つから血液が供給されているため、歯の周囲には血液内に含まれる細菌と戦う好中球が存在しています。

歯と歯茎の間にある歯周ポケットに細菌が入り込んだだとしても、細菌を排除するという働きをします。

人工歯の場合、供給される血液は天然歯よりも少ないです。

そのため、細菌と戦う好中球も当然少なく炎症などのリスクが高くなります。

人の身体において「血がきちんと送られること」は、非常に重要なことなのです。

どれだけ良質な人工歯であっても、天然歯には勝てません。

天然歯を守るためにも、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。

 

まとめ

 

天然歯は、エナメル質とその内側の象牙質、さらに内側の歯髄という3つの組織で構成され、先端に根があります。

天然歯には骨と歯の間に歯根膜があり、さまざまな役割を担っています。

また、血液が供給されているため、歯と歯茎の間に細菌が入り込んだだとしても、細菌を排除するという働きをします。

天然歯を守るためにも、歯科医院で定期的にメンテナンスを受けましょう。

【上尾の歯医者】無痛治療は本当に無痛なの?

歯の治療には痛みがつきものであるため、歯が痛くても治療の痛みが嫌で放置する人も少なくありません。

子どもはもちろん、大人も治療の痛みが嫌なあまりに腰が重くなる人が多いでしょう。

歯科治療で痛い思いをした人たちの選択肢になり得るのが、無痛治療です。

近年では無痛治療を扱う歯科医院も増えていますが、本当に無痛なのでしょうか?

無痛治療は本当に痛みがないのかということを解説します。

 

本当に無痛なの?

 

無痛治療という言葉から、痛みが全く無い治療だと考える人も多いかもしれませんが、正しくは「痛みをできるだけ抑えて行われる歯科治療」です。

ゆえに、無痛治療という言葉は、少し大げさな表現といえます。

しかし、痛みができるだけ抑えられた歯科治療は、患者さんの精神的負担や肉体的負担を極力少なくできます。

今まで歯科医院への苦手意識や治療に対する恐怖心があった人でも、安心して治療を受けることができるでしょう。

 

虫歯治療で行われる無痛治療

 

虫歯治療のケースで行われる無痛治療は、一般的に歯茎に表面麻酔をかけたうえで、極細の注射針で麻酔を注射して治療を行います。

かけるのは局所麻酔で、虫歯治療で歯を削るときの痛みを感じにくくするために行います。

局所麻酔は歯茎に注射針を刺して麻酔液を注入しますが、ここでかなりの痛みを感じてしまうため、歯科治療に苦手意識や恐怖心を持つ人が出てしまうのです。

無痛治療では、まず麻酔液を歯茎の表面に塗布して表面麻酔を行います。

表面麻酔は綿棒などで歯茎に塗布するため、痛みはありません。

次に、極細の注射針で歯茎に麻酔液を注入します。

注射針は細ければ細いほど、歯茎に刺したときの痛みが少なくなるのです。

このとき、電動注射器を使用すると均等な圧で麻酔液を注入できるため、圧による痛みも軽減されます。

このように、無痛治療では痛みを感じないためにさまざまな工夫が行われています。

それでも、虫歯治療や注射針が歯茎に刺さる痛みに対する不安がある人もいるでしょう。

その場合は、笑気ガスを併用し不安感を取り除く方法や、寝ている状態で行う静脈内鎮静法もあるため、安心して治療を受けてください。

また、治療にマイクロスコープが使われた場合、治療する箇所を最小限に抑えることができるため、痛みも最小限に抑えることができます。

さらに、レーザー治療で虫歯治療を行うと、多くの場合は痛みが少ないうえ、麻酔薬を注入することがありません。

歯を削る不快な音もしないため、患者さんの精神的負担を減らすことができます。

 

まとめ

 

歯科医院で近年行われている無痛治療は、残念ながら全く痛みのない治療ではありません。

正しくは、「痛みをできるだけ抑えて行われる歯科治療」です。

しかし、痛みをできるだけ抑えた無痛治療なら、痛みが苦手で歯科治療に対して恐怖心がある人でも安心して治療を受けられるでしょう。

【上尾の歯医者】八重歯は抜歯するべき?

八重歯とは、さまざまな要因で犬歯が歯列からはみ出て生えてしまった状態の歯のことを指します。

歯列からはみ出しているため、歯が持つ本来の役割を果たせず、反対にさまざまなリスクを抱えることになります。

八重歯は抜歯するべきなのでしょうか?

抜歯するべきか、症例と併せて解説します。

 

八重歯は抜歯したほうがいいのか?

 

結論からいうと、八重歯は基本的に抜歯をする必要がありません。

犬歯には役割があるため、歯列矯正治療を受けて歯列を改善し、八重歯から犬歯にしましょう。

ただし、歯列からはみ出た犬歯を歯列に戻すためにはスペースが必要となるため、八重歯の状態によっては第一小臼歯か第二小臼歯を抜歯する可能性があります。

なお、特定の症例に該当する場合は八重歯を抜歯しなくてはいけません。

抜歯するべき八重歯の主な症例は、次のとおりです。

 抜歯を行うことで全体の噛み合わせが治療しやすくなる
 抜歯を行うことで歯周病の危険を抑制できる
 八重歯そのものが短命

それぞれ、詳しく解説します。

 

抜歯行うことで全体の噛み合わせが治療しやすくなる

 

基本的には抜歯はしない八重歯ですが、次の場合は抜歯する可能性が高いです。

 八重歯以外の歯並びが整っている
 八重歯が完全に歯列からはみ出ている

上記の症例で、抜歯を行うことで全体の噛み合わせが円滑に改善するなど、患者様はさまざまなメリットを享受できます。

 

抜歯することで歯周病の危険を抑制できる

 

八重歯を抜歯するケースは、次のとおりです。

 八重歯がすでに歯周病を発症している
 八重歯が隣の歯と重なっている

八重歯と隣の歯が重なり合っていると、歯磨きがしにくいためにで歯周病を発症しやすくなります。

さらに、歯を支える歯槽骨が薄い八重歯は歯周病が進行しやすい特徴があるため、歯周病の治療は行わずに八重歯そのものを抜歯します。

 

八重歯そのものが短命

 

次の症例では、他の歯に被害がないように八重歯の抜歯を行います。

 虫歯
 歯の根が割れている

 

まとめ

 

基本的に、八重歯は抜歯をする必要はありません。

抜歯をせず、歯列矯正治療を受けて歯列を改善し、八重歯を犬歯にしましょう。

ただし、歯列からはみ出た犬歯を歯列に戻すためにはスペースが必要となるため、八重歯の状態によっては他の歯を抜歯する可能性があります。

抜歯を行うことで噛み合わせが改善される場合や八重歯が歯周病だった場合、八重歯そのものが短命な場合は、八重歯を抜歯しなくてはなりません。

【上尾市・上尾駅の歯医者】無痛治療とは??

歯科医院に苦手意識を持つ人に多いのが、治療で痛い思いをしたというケースです。

しかし、近年では無痛治療を行う歯科医院が増えてきています。

無痛治療とは、痛みを感じにくくする治療です。

歯科医院によっては、眠ったまま治療を受けられるところもあります。

無痛治療がどのようなものか解説します。

 

無痛治療とは??

 

無痛治療とは、痛みを感じにくくする治療のことをいいます。

歯科治療では、一般的に痛みを感じにくくするために麻酔を使用しますが、麻酔以外にも、レーザーやマイクロスコープを使用する方法もあります。

無痛治療で痛みを感じにくくすることで、痛みはもちろん歯科医院への恐怖心や、口内に器具を入れることで起きる嘔吐反射を軽減することが可能です。

精神的負担を減らして歯科治療を受けられることがメリットです。

麻酔を受けることそのものに恐怖心を抱く人もいますが、麻酔の痛みを軽減する方法もあります。

 

虫歯治療で痛みを感じる原因は?

 

エナメル質で覆われている歯の外側を削ってもほぼ痛みはありません。

しかし、エナメル質の内側にある象牙質には神経とつながる管があるため、削る際は神経が痛みを感じてしまいます。

虫歯が進行して象牙質や神経にまで達している場合は、大きく削らなくてはならないため、痛みを感じてしまうのです。

歯根の内側を治療する根管治療では、神経を取り除いてから治療するため痛みはほぼありませんが、歯根の治療中に痛みが生じることがあります。

歯を支えている歯根膜が敏感な場合や、歯根の尖端がひび割れている場合は、痛みが出やすいため、注意が必要です。

 

歯科医院で行われる無痛治療の主な方法は?

 

無痛治療には、具体的にどのような方法があるのでしょうか?

主な方法は、以下の通りです。

 表面麻酔
 電動注射器
 マイクロスコープ
 歯科用レーザー
 静脈内鎮静法

保険診療が適用される方法もあれば、適用されない方法もあります。

歯科医院によっては行われていない無痛治療法もあるため、気になる人は歯科医院で相談してみてください。

特に、静脈内鎮静法は、薬剤に含まれている成分にアレルギーがある人や妊娠している人、知的障害がある人、子どもは受けられないため、注意しましょう。

 

まとめ

 

歯科治療に対する恐怖心などから、歯が痛くても歯科医院で治療を受けることをためらう人もいるでしょう。

しかし、近年では歯科医院でも無痛治療が浸透してきています。

無痛治療であれば、痛みを感じにくくなり、恐怖心などの精神負担を少なくして歯科治療を受けることが可能です。

無痛治療にはさまざまな治療方法があります。

歯科医師に相談したうえで自分に合った方法を選び、治療を受けましょう。

【上尾市・上尾駅の歯医者】表面麻酔のメリット

虫歯治療や抜歯をするときは、麻酔をかけます。

麻酔には、表面麻酔と注射を使用した麻酔がありますが、虫歯治療や抜歯をするときの痛みを感じにくくするのは、注射を使用した麻酔です。

注射の麻酔を使用するにも関わらず、表面麻酔を行うことのメリットとは何でしょうか?

表面麻酔のメリットについて解説します。

 

表面麻酔とは?

 

表面麻酔とは、文字通り歯茎の表面の感覚を一時的にマヒさせる処置です。

麻酔作用のある薬剤を歯茎に塗布し、5分程度経つと表面の感覚が一時的にマヒします。

感覚がマヒする範囲が歯茎の表面と限られているため、局所麻酔の一種です。

注射を使用した麻酔は、歯茎に注射針を刺して麻酔作用がある薬剤を注入します。

麻酔が効いているため、虫歯治療や抜歯の際は感覚がマヒしていてほとんど痛みを感じません

それにも関わらず、「麻酔をかけると痛い」というイメージを持つ人が多いのは、麻酔の注射を打つときに強い痛みを感じたことがあるからではないかと考えられます。

注射針が刺されたときの痛みが強く印象に残っているため、歯科治療に対して痛いイメージを持っている人が多いのです。

表面麻酔は、注射針の痛みを和らげるために行われます。

表面麻酔が行われていなかった頃は、麻酔を作用させる注射の痛みが嫌で歯科医院を避ける人も多かったのです。

しかし、表面麻酔が行われるようになった今では注射の痛みを感じにくくなったため、心配する必要はありません。

虫歯治療や抜歯のとき以外にも、歯石や歯垢を除去するクリーニングなどに用いられることがあります。

また、乳歯を抜歯する際にも表面麻酔を行います。

全ての歯科医院が表面麻酔をする訳ではないため、表面麻酔を行っている歯科医院は痛みに配慮した治療を心がけているといえるでしょう。

 

表面麻酔の方法

 

液状の麻酔作用がある薬剤を使用した表面麻酔は、以下の手順で行われます。

 歯茎の粘膜を乾燥させる
 綿棒やガーゼに麻酔作用がある薬剤を染み込ませる
 歯茎の表面に塗布する
 ガーゼやコットンロールで麻酔薬が唾液と混ざらないようにする

ゼリー状や軟膏の麻酔作用がある薬剤を使用する場合は、歯茎を乾燥させ注射針を刺す部分に塗るだけです。

唾液と混ざることはないため、ガーゼやコットンロールは使用しません。

 

まとめ

 

表面麻酔は、基本的に麻酔作用がある薬剤を注入する際の注射針の痛みを和らげるために行います。

治療の痛みは表面麻酔だけでは抑えることができませんが、麻酔の注射も強い痛みがあるため、治療の痛みは注射を使用した麻酔で抑え、注射の痛みは表面麻酔で抑えるようになっています。

ただし、全ての歯科医院で表面麻酔を行っているわけではない点に注意が必要です。

注射の痛みを和らげたい場合は、表面麻酔を行っているかどうか歯科医院に問い合わせるとよいでしょう。

【上尾市・上尾駅の歯医者】炭酸ガスレーザー治療について

歯科医院では治療に炭酸ガスレーザーを用いることがありますが、どのようなものなのでしょうか?

また、炭酸ガスレーザーを使用する際にリスクがあるのではないかと不安を抱く人もいるかもしれません。

そもそも、治療に炭酸ガスレーザーを使うメリットはあるのでしょうか?

炭酸ガスレーザーについて、解説します。

 

炭酸ガスレーザーとは?

 

炭酸ガスレーザーとは、文字通り炭酸ガスを媒介して光を増幅させるレーザーです。

水分を含んでいる部分に当てると、すぐに吸収されて熱エネルギーに変換されます。

深部に熱が達しないため、他の部分へ影響を及ぼすことがありません。

痛みがほとんどないため患者への負担が少なく、熱で凝固するためメスで切開するよりも出血が少ないのが特徴です。

副作用がなく、高血圧や糖尿病の人、妊娠している人でも安心して治療を受けられます。

炭酸ガスレーザーは、歯科医だけではなく美容皮膚科では「ほくろ」や「イボ」の除去などに使われています。

 

炭酸ガスレーザーを使用した治療歯科

 

炭酸ガスレーザーは前述したような特徴があるため、幅広く効果を発揮します。

炭酸ガスレーザーを使用した主な歯科治療は、以下の通りです。

 歯周病の治療
 口内炎の治療
 知覚過敏
 抜歯および外科処理
 歯茎の色素沈着の改善 など

特に炭酸ガスレーザーが効果を発揮するのは、親知らずなどの抜歯のときです。

抜歯の際に歯茎を切開する必要があるときに、止血作用と殺菌効果のある炭酸ガスレーザーは最適です。

また、痛みがほとんどなく、鎮痛剤の使用も抑えられるため、患者への負担も最小限ですみます。

以上のようなメリットがある炭酸ガスレーザーですが、すべての治療に適しているわけではありません。

なぜなら、炭酸ガスレーザーが届きにくい場所には不向きだからです。

また、従来の歯をタービンなどで削る治療よりは時間がかかります。

炭酸ガスレーザーは、特性を理解して適切に使用することが重要です。

 

まとめ

 

炭酸ガスレーザーは、水分を含んでいる部分に当てるとすぐに吸収されて熱エネルギーに変換され、深部に熱が達しないため、他の部分へ影響を及ぼすことがありません。

また、痛みがほとんどなく出血も少ないため、患者に与える負担が少ないことがメリットです。

副作用もなく、高血圧や糖尿病の人、妊娠している人でも安心して治療を受けられます。

ただし、全ての治療で使用できるわけではありません。

歯科治療においては、特性を理解して、適切に使用することが求められます。

【上尾市・上尾駅の歯医者】歯科衛生士の役割について

歯科医院では歯科医師をはじめ、歯科衛生士や歯科技工士、歯科助手などさまざまな職種の人たちが日々仕事をしています。

歯科治療の中心となるのは歯科医師ですが、歯科衛生士にはどのような役割があるのか知らない人も多いでしょう。

歯科衛生士の役割について、紹介します。

 

歯科衛生士の役割とは?

 

歯科衛生士は、国家資格の専門職です。

歯の病気を予防し、口内の健康を向上させることを目的に、患者の歯や口内の健康づくりをサポートする役割を担っています。
法律で定められた歯科衛生士の業務は、以下の3つです。

 歯科予防処置
 歯科診療補助
 歯科保健指導

それぞれについて詳しく解説します。

 

歯科予防処置

 

人が歯を失う原因のほとんどは、虫歯と歯周病です。

歯科衛生士はその予防処置として、口内の歯石や歯石など、虫歯と歯周病の原因となる汚れを専用の器具で清掃する「PMTC」というクリーニングを行います。

他にも、フッ化物塗布等の薬物塗布などの予防処置も行います。

歯科衛生士は、歯科予防処置の専門家なのです。

また、歯周病にかかっているか、進行具合はどの程度なのかなど、歯周病の検査も歯科衛生士が行います。

 

歯科診療補助

 

歯科診療補助も、歯科衛生士が担う役割の一つです。

歯科衛生士は、歯科医師の治療がスムーズに進むように患者の横に立ち、器具の受け渡しなど歯科医師を補助するとともに、指示を受けて治療の一部を担当します。

また、治療器具の洗浄や薬品の管理、治療後の後始末なども行います。

なお、歯科医師からの指示があっても、歯科衛生士は以下の処置は行えません。

 歯茎の切開
 抜歯
 歯を削る
 注射 など

歯科衛生士にはほかに、患者が前向きに治療に取り組めるよう、治療に対する不安や悩み、疑問などを解消する役目もあるのです。

 

歯科保健指導

 

歯科保健指導も、歯科衛生士が担う重要な役割です。

虫歯や歯周病を予防するため、生活習慣を改善して正しくセルフケアを行えるように、指導します。

具体的には、患者一人一人に合った歯ブラシや歯間ブラシを選び、歯磨き指導を行います。

また、訪問診療を行っている歯科医院の場合には、寝たきりや要介護者に対して訪問で口腔ケアを行うこともあります。

 

まとめ

 

歯科衛生士は、患者の歯や口内の健康づくりをサポートする国家資格の専門職です。

虫歯と歯周病の予防処置や歯科医師による治療の補助、さらには歯科医師の指示を受け一部の歯科治療を担当します。

患者の不安や悩みを解消し治療に前向きになってもらう、という役割もあるのです。

歯科医院において、歯科衛生士は非常に重要な役割があります。

【上尾市の歯医者】歯の神経を残す治療で使用される「MTAセメント」について

虫歯の治療をするとき、歯の深い部分まで虫歯が進行していれば神経を取り除くことになります。

しかし、神経を取り除いた歯は短命になることが問題です。

そのため、近年では歯の寿命が短くならないように、神経を残す治療を行うケースが増えています。

神経を残すための素材である、MTAセメントについて解説します。

 

MTAセメントとは?

 

MTAセメントには殺菌作用があり、しっかりと治療部分を覆うことができます。

虫歯菌に感染している部分だけを削り、神経がむき出しになったら穴にMTAセメントを詰め、詰め物や被せ物などを装着すると、治療は完了です。

以上のように、神経を残したまま虫歯の治療をすることができます。

MTAセメントは体内に入れても悪影響を及ぼさない、優しい素材です。

ただし、保険が適用されない治療であるため、全額自己負担となり、経済負担が大きい点がデメリットといえます。

また、治療内容によってはMTAセメントが使用できない場合もあるため、使用できるかどうかは歯科医に相談しましょう。

虫歯菌が感染している部分だけを削り、詰め物や被せ物をするのが通常の虫歯治療です。

虫歯は、進行すると深いところにある神経にまで到達することがあり、強い痛みが生じるため、歯の神経を取り除く治療(抜髄)を行うことになります。

しかし、近年では歯の神経が死んでいなかったり、炎症を起こしていなかったりした場合には、歯の神経を取り除く治療ではなく神経を残す治療が可能となりました。

MTAセメントは、歯の寿命を延ばすことができる素材なのです。

 

MTAセメントを用いる場合の治療の流れ

 

MTAセメントを用いて治療を行う場合、どのような流れで治療を行うのかについて解説します。

まず、治療前に検査を行い、歯の神経が死んでいないか反応を確認します。

麻酔を効かせた後にラバーダムを装着して治療箇所を細菌から守る状態にしたら、治療開始です。

虫歯菌に感染している部分を削り、歯の深いところにある神経をむき出しにします。

むき出しにした神経から、出血などの生活反応があるか確認します。

生活反応が無ければ弱っているので取り除く治療を行わなければなりません。

反対に生きていれば、むき出しになっている部分をMTAセメントで覆うようにして、神経を保護します。

MTAセメントで覆った状態で型を取り、状況に応じて被せ物または詰め物を作製して、装着したら治療は完了です。

ただし、治療が完了した後も1ヶ月ほど経過観察をして、歯の神経が生活反応を示すかを確認します。

 

まとめ

 

虫歯の治療で歯の神経を取り除くと、歯の寿命は短くなります。

歯の寿命を長くするためには、神経を残しておかなければなりません。

神経が生きていて生活反応がある場合は、MTAセメントを使用して神経を残す治療が可能になります。

体内に入れても悪影響を及ぼさない、優しい素材です。

ただし、治療できるケースが限られているため、治療する前に歯科医師と相談しましょう。

【町田の歯医者(矯正歯科)】歯生え薬の対象の先天性無歯症とはどのような疾患なのか?

2024年9月から歯生え薬の治験が始まる、というニュースを見たことがある人もいるかもしれません。

歯生え薬は欠如している歯を再生する薬ですが、今回、先天性無歯症を対象として治験を開始することが発表されました。

先天性無歯症は希少疾患であることから、どのような疾患なのか知らない人も多いでしょう。

今回は、先天性無歯症について解説します。

 

先天性無歯症とは?

 

無歯症という疾患について、知らない人も多いでしょう。

無歯症とは、名前の通り一部の歯が生えてこない疾患です。

中でも、先天性無歯症は生まれつき歯や永久歯が欠如している疾患です。

無歯症は、一部だけ歯が欠如している部分的無歯症と、全ての歯が欠如している全部性無歯症に分けられます。

無歯症の大半は部分的無歯症で、親知らずを含めた永久歯が1本以上欠如している人は全人口の約10%というデータもあります。

永久歯が6本以上欠如している場合は遺伝性の先天性無歯症です。

発症頻度は全人口の0.1%ほどと、約1000人に1人の希少疾患なのです。

欠如歯が6本以上ある場合は、厚生労働省が定めた先天性疾患の条件に当てはまります。

一般的な審美目的の矯正治療やインプラント治療には保険は適用されません。

しかし、先天性疾患の条件に当てはまれば、保険診療での治療が可能になります。

ただし、矯正治療の場合は指定自立支援医療機関の指定を受けている病院に限られる点に注意が必要です。

インプラント治療の場合は、5つの特定の条件を満たした病院に限られます。

 

先天性無歯症の原因は?

 

先天性無歯症になる原因は、具体的にはまだよくわかっていません。

歯が1~2本欠如しているだけなら、食生活の変化が原因で退化している可能性も考えられます。

また、薬の副作用や栄養不足などで欠如していることもあるでしょう。

風疹や梅毒などの病気、外傷、放射線障害なども、歯が欠如する原因になる場合があります。

歯が3本以上欠如している場合は、遺伝が原因である可能性もあります。

永久歯の欠如が発生しやすい部位は、上下額の第三大臼歯(親知らず)、上顎側切歯(上顎の前から2番目の歯)、上下顎第二小臼歯(前から5番目の歯)などです。

乳歯の場合は、上下顎乳側切歯(前から2番目の歯)が欠損するケースがよくみられます。

歯がない状態が長期間続くため、歯並びに問題がでてくるほか、以下のトラブルが起こります。

• 咀嚼障害
• 発音障害
• 顎関節への影響
• 顔貌への影響 など

 

まとめ

 

先天性無歯症とは、一部の歯が欠如している疾患と全ての歯が欠如している疾患に分けられます。

全人口の約10%は、一部の歯が欠如しているといわれている疾患です。

6本以上欠如している場合は遺伝性の無歯症であり、全人口の0.1%の割合でみられます。

先天性無歯症の具体的な原因は、よくわかっていません。

歯が1~2本欠如しているだけなら、食生活の変化が原因で退化している可能性もあります。

【上尾市の歯医者】9月に治験が開始される歯生え薬について

病気や事故などで歯を失うと、二度と再生することはないため、ブリッジやインプラント、入れ歯などの治療で補うしかありません。

しかし、先天性無歯症という生まれつき歯が足りない病気の場合に関しては、歯が生える可能性が出てきました。

今回は、歯を生やす「歯生え薬」について、解説します。

 

歯生え薬とは?

歯生え薬とは、全身投与することで、歯の元になる歯胚の前段階である歯堤があるところに歯が生えてくる薬です。

しかし残念ながら、現在はまだ実用化には至っていません。

歯の再生治療薬の研究は、大阪市の北野病院や京都市のトレジェムバイオファーマ株式会社などの研究グループが先天性無歯症を対象として進めています。

通称名・歯生え薬といい、2024年9月から医師が主導する臨床試験、いわゆる治験を京都大学医学部附属病院で開始する予定です。

治験の第1段階として、虫歯などで歯の一部を失った人を対象に歯生え薬を投与し、安全性などを確認します。

その後、実際の患者に投与して効果を調べ、2030年頃の実用化を目指しています。

先天性無歯症とは、遺伝的な要因で6本以上の歯の欠如が認められるもので、発症頻度は0.1%といわれている患者数が極めて少ない疾患です。

患者数が非常に少ないことから病態の解明が困難であり、症状に対する治療の選択肢も限りがあります。

そのため、歯生え薬は非常にニーズの高い治療法になると考えられているのです。

 

歯生え薬が実用化されたら?

 

歯生え薬は、先天性無歯症を対象として現在は研究が進められていますが、仮に実用化されたら今後どのように使用されていくのでしょうか?

トレジェムバイオファーマ株式会社では、先天性無歯症の治療の選択肢として人口歯を使用したブリッジやインプラント、入れ歯といった治療と、自分の歯を生やす治療である歯生え薬を提案できるようにしたいとしています。

さらに、先天性無歯症以外にも歯生え薬が活用できるようになれば、虫歯や歯周病で歯を失った患者が永久歯の次の歯を生やせるようになるのです。

いずれ、高齢者が人口歯に頼らず自分の歯で噛めるようになるかもしれません。

 

まとめ

 

歯生え薬は、先天性無歯症という生まれつき歯が欠如している人に投与すると、新たな歯を生やすことができる薬です。

6年後の2030年の実用化を目指して、2024年9月から治験を開始します。

治験が成功した場合、実用化が現実味を帯びてくるかもしれません。

先天性無歯症の治療の選択肢が広がり、人口歯ではなく自分の歯で噛めるようになる可能性が高まるでしょう。

近い未来には、失った永久歯を再び取り戻せるようになるかもしれません。

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