虫歯治療は、ほぼすべての歯科クリニックで取り扱っている基本的な治療です。
そのため、下手ということはほとんどありませんが、稀に虫歯治療が苦手な歯科クリニックに当たってしまうことがあります。
今回は、虫歯治療が苦手な歯科クリニックの主な特徴について解説します。
説明やカウンセリングに関する特徴
虫歯治療が苦手な歯科クリニックは、治療内容や期間、費用やリスク、他の選択肢などについて十分な説明がないまま治療を進めようとする傾向にあります。
またカウンセリングの場において、患者さんの話や要望に耳を傾けず、一方的に治療方針を決定することが多いです。
虫歯治療は患者さんの口内の状態だけでなく、要望にも応えながら進めていくものであるため、このような歯科クリニックは虫歯治療が下手だと言えます。
さらに、初診時の検査やレントゲン写真などの資料を基にした説明がない場合も、歯科クリニックとしてはあまり信用できません。
治療内容・技術に関する特徴
虫歯治療が苦手な歯科クリニックは、麻酔の使い方があまりうまくありません。
そのため、麻酔時の痛みが強かったり、あるいは麻酔が効いていなかったりする状態で治療を進めようとします。
また虫歯治療では、歯を削る量は最小限に抑えることが望ましいです。
このことから、必要以上に歯を削ったり、安易に神経の治療を勧めたりする場合は虫歯治療が苦手だと推測できます。
さらに、歯の根の治療が1年以上経過しても終わらない場合や、治療した詰め物・被せ物が頻繁に外れる場合なども、決して虫歯治療が上手な歯科クリニックとは言えません。
歯の根の治療は、長くても数ヶ月程度で終わるはずですし、一度装着した詰め物や被せ物はある程度劣化するまで簡単には脱落しないはずです。
ちなみに、治療の際にいつもバタバタしているような歯科クリニックも、虫歯治療が苦手である可能性が高いです。
このような歯科クリニックは、利益重視で患者さんの予約を詰め込みすぎているため、個々の患者さんへの対応がおろそかになっていることが考えられます。
つまり、虫歯治療以外の治療もあまり上手ではないということです。
まとめ
歯科クリニックで虫歯治療を受ける際、前述したような特徴が見られる場合は、早めに転院することをおすすめします。
歯科クリニックに直接要望を伝えることもできますが、それだけでは根本的な運営体制は変わりません。
もちろん、転院する場合は紹介や新たな歯科クリニック探しなど手続きが面倒になりますが、それでも不十分な虫歯治療を受け続けるよりはマシだと言えます。




