上尾市の歯科・歯医者|上尾かしわざ歯科医院|
ブログ

  • キッズ
    スペース
  • 駐車場
    3台
  • マイクロ
    スコープ
  • 歯科用
    CT

お問い合わせはこちら

埼玉県上尾市柏座3-1-6 グランアクシオン1F

     ブログ
Blog

お問い合わせはこちら WEB予約はこちら LINE

【上尾の歯医者で歯周病治療】歯周病と膵臓がんの関係について

歯周病は、あらゆる疾患と関係があることで知られています。
特に有名なのは糖尿病で、歯周病と糖尿病は相互に関係する疾患としてセットで語られることも多いです。
また歯周病は、がんとも関係があるとされています。
今回は、歯周病と膵臓がんの関係について解説します。

膵臓がんの概要

膵臓がんは、文字通り膵臓のがんであり、初期症状が現れにくく早期発見が難しいとされています。
腹痛や背中の痛み、黄疸や体重減少、糖尿病の新規発症や悪化などが主な症状として知られています。

また膵臓がんの直接的な原因は完全には解明されていませんが、喫煙や糖尿病などの疾患、家族歴や肥満が関係しているとされています。

ちなみに膵臓がんの診断には、腫瘍マーカーなどの血液検査や腹部超音波検査、CTやMRIなどの画像検査、内視鏡検査などが用いられます。

歯周病と膵臓がんの関係性

歯周病を発症すると、慢性的な炎症が血流を通じて全身に広がり、膵臓を含む他の臓器にも影響を与える可能性があります。
この炎症性物質が、がん細胞の発生や増殖を促進する一因になるという説があります。

また歯周病菌を引き起こす特定の口内細菌、特に有名なジンジバリス菌などは、膵臓がんのリスク増加と相関関係にあることが示されています。
具体的にはこれらの細菌が血流を通じて膵臓に到達し、発がんプロセスに関与する可能性が指摘されています。

さらに、歯周病を発症している方の口内には、ニトロソアミンと呼ばれる発がん性物質が多く含まれる可能性があり、これが膵臓がんのリスクを高めるという見解もあります。

歯周病と膵臓がんの関係におけるポイント

前述の通り、歯周病と膵臓がんは深い関係にありますが、あくまで歯周病はリスク因子の一つにすぎません。
膵臓がんの原因には、他にも喫煙や糖尿病、肥満や加齢などが複合的に関連しています。

また歯周病は膵臓がんだけでなく、全身の健康に影響を及ぼす慢性疾患です。
そのため、まずは歯周病を適切に予防・治療することが大切です。

定期的な歯科検診と適切なセルフケアは、歯周病の改善だけでなく、将来的に他の全身疾患のリスク低減にもつながる可能性があります。

まとめ

歯周病の本当の怖さは、口内環境を乱してしまうことではなく、悪化することによって全身にまで症状が拡大することです。
それにもかかわらず、世の中には徹底的に歯周病を予防しようと考える方が少ないのが現状です。
また歯周病は、一度発症すると完治させることが難しいため、本来であれば虫歯以上に予防することを意識して生活することが求められます。

PAGE TOP