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【上尾市の歯医者】子どもの歯並びに悪影響を与えない正しい食事の姿勢について

子どもの食事中の姿勢が悪いと、歯並びに悪影響を与える恐れがあります。

きれいな歯並びにしたい場合には、食事中どのような点に注意するべきでしょうか?

子どもの歯並びに悪影響を与えない、食事の際にとるべき正しい姿勢について解説します。

 

食事中は足を床につける

 

食事中の子どもの姿勢をよくするためには、食事中に床に足をつけることが大切です。

なぜなら、しっかり噛んで食べるためには、足を床につける必要があるからです。

小さい子どもを大人用の椅子に座らせると、足が床につかないので子どもは足をブラブラさせてしまいます。

足が床につかないと、しっかり噛むことができません。

しっかり噛むことができなければ、顎の発育に悪影響を与え歯並びが悪くなるリスクが高まります。

床に足が付かない場合には、テーブル付きの椅子を用意するか、足を置く台を用意してください。

また、子どもが成長すると食事テーブル付きの椅子が合わなくなります。

椅子が小さくないか、座面が小さくなって窮屈そうにしていないかなど、状態を定期的に確認し、必要なら別の椅子などを用意しましょう。

 

食事中はテレビを消すのが理想

 

子どもはテレビを観ながら食事をすると、テレビに夢中になってしまいます。

テレビが横にある場合には、ずっと横向きのまま食べ続けるなど、無理な姿勢で食事をすることになってしまうでしょう。

無理な姿勢で食事をすると、両方の歯で噛まずに片方の歯だけで噛む恐れがあり、歯並びに悪影響を与える可能性があります。

また、テレビを観ながら食事をすると、テレビに意識が集中するため、子どもはよく噛まずに飲み込んでしまいます。

噛む回数が減ると顎骨の発達や成長を妨げてしまい、歯並び悪化のリスクが高くなるのです。

食事中はテレビを消して、食事に集中させるようにするのが理想です。

難しい場合には、テレビやテーブル付きの椅子の位置を調整し、正面を向いて食事ができるように環境を整えましょう。

子どもに、よく噛むことを意識させるために、適度に噛み応えのある食材を食事に取り入れるのもいいでしょう。

ゴボウやレンコンといった根菜類、リンゴや和梨などがおすすめです。

 

まとめ

 

子どもが食事中に、足をブラブラさせるとしっかりと噛むことができません。

しっかり足をつけて食事ができているか、確認しましょう。

床に足が付かない場合には、テーブル付きの椅子を用意するか、足を置くための台を用意してください。

また、食事中にテレビを観る場合は、無理な姿勢をとらないように、テレビを正面に置くかテレビを消して食事をしてください。

顎骨の発達や成長を促すためにも、適度に噛み応えのある食材を食事に取り入れるのもおすすめです。

【上尾市の歯医者】子どもの姿勢は歯並びにどう影響するのでしょうか?

ここ数年、姿勢の悪い子どもが増加しています。

姿勢が悪いと、子どもの成長にさまざまな悪影響を及ぼすため、注意が必要です。

悪影響を受けるものの一つが、歯並びです。

子どもの姿勢は、歯並びにどのような影響を与えるのでしょうか?

姿勢が悪いことにより歯並びが受ける主な影響について解説します。

 

子どもの姿勢の悪さとは?

 

ここ数年、背中が丸まった猫背の状態の子どもが増えています。

子どもが猫背になるのは、口呼吸にも関係があるので注意が必要です。

口呼吸をする場合は、上を向いていた方が楽に呼吸できますが、上を向いた状態で正面を見ようとすると猫背になってしまいます。

猫背になると、胸式呼吸しかできなくなるため、口呼吸をするようになってしまいます。

猫背が普通の状態になってしまうと、正しい姿勢をキープするための筋肉が鍛えられません。

そのため、正しい姿勢をとっても維持できず、気を抜いた途端にまた猫背になってしまいます。

子どものうちから鼻呼吸を習慣づけることで、猫背になるのを防ぎましょう。

 

歯並びに与える影響は?

 

姿勢が悪いと、歯並びにも悪影響を及ぼします。

なぜなら、口呼吸が当たり前になってしまうからです。

口呼吸が増えることによって、口内が乾燥しやすくなるだけでなく、口の周りの筋肉も衰えてしまいます。

また、口呼吸をすると舌が下顎側に位置するため、上顎骨が狭くなり、歯並びが悪化しやすくなるのです。

口の周りの筋肉がしっかりと鍛えられていれば、舌の外側へ押す力とのバランスが取れるため、歯並びに影響を与えることはありません。

しかし、口呼吸が増えると筋肉も衰えやすいため、バランスが崩れて出っ歯などの不正咬合を引き起こす可能性があるのです。

さらに、口呼吸になるとうつ伏せや横向きで寝ることが多くなります。

特にうつ伏せ寝は、頭の重さが顎にかかるため、注意が必要です。

年齢にもよりますが、頭の重さは体重の約10%です。

体重の約10%が顎にかかるため、歯並びにも影響を与えてしまいます。

 

まとめ

 

ここ数年、姿勢の悪い子どもが増加しています。

姿勢が悪いと歯並びも悪くなりやすいので、注意が必要です。

特に注意が必要なのが猫背で、口呼吸をしやすい状態になります。

口呼吸をしていると、胸式呼吸になり、いつの間にか猫背になってしまいます。

口呼吸と猫背の悪循環に陥らないよう、なるべく早く鼻呼吸になるよう改善してください。

口呼吸は歯並びに悪影響を与えるだけでなく、寝方にも影響を及ぼします。

横向きやうつ伏せで寝るようになり、頭の重さが顎に加わって歯並びのバランスが崩れてしまうので、注意しましょう。

【上尾市の歯医者】食事の際の姿勢が歯並びに与える影響について

歯並びに影響を与える要素にはさまざまなものがありますが、食事の際の姿勢も歯並びに大きな影響を与える要素の1つです。

歯並びが悪い人の中には、食事の際の姿勢が悪いケースがあります。

食事の際の姿勢が悪いと、歯並びに影響を与えるのはなぜでしょうか?

主な影響について解説します。

 

食事の際の悪い姿勢とは?

 

食事の際の悪い姿勢とは、猫背のことを指します。

猫背の人は、口を開ける筋肉が優位に働くため、口呼吸となる機会が増加します。

口呼吸の場合、舌の先端が下顎側に位置するので、歯並びのバランスが悪くなってしまうのです。

本来、口周りの筋肉からの内側へ押す力と上顎側に位置している舌の外側へ押す力のバランスによって、歯並びは保たれています。

しかし、口呼吸は舌が上顎側に位置していないため、筋肉のバランスが崩れてしまうのです。

バランスが崩れると上顎骨が狭くなり、口周りの筋肉が弱まる原因となるケースもあります。

その結果、歯並びが悪くなってしまうのです。

また、食事中にテレビを鑑賞している場合、テレビに意識が集中し、無理な姿勢で食事をする人もいるでしょう。

無理な姿勢で食事をすると、どちらか片方の歯で噛むようになるため、バランスが崩れて歯並びに悪影響を与えてしまいます。

 

食事中の正しい姿勢とは?

 

食事中の正しい姿勢とは、背筋をまっすぐにして座ることです。

このとき、足を組まずに両足をしっかりと床につけることも重要です。

なぜなら、足を組むと顎の位置がずれるため、左右のバランスが崩れてしまい、歯並びに

噛む力も半分以下になるため、よく噛まずに飲み込んでしまい、胃腸への負担も高くなるでしょう。

また、食事中にテレビを鑑賞するときは、テレビは正面に設置するか、テーブルを移動してテレビをまっすぐ鑑賞しながら、食事ができるようにしてください。

テーブルの高さは腕が楽における高さにし、茶碗を持って食べることを意識しましょう。

テーブルに茶碗を置いた状態で食事をすると猫背になってしまうため、やめましょう。

 

まとめ

 

歯並びに悪影響を与えないようにするためには、食事の際の姿勢にも気を付けなくてはいけません。

猫背は口を開ける筋肉が優位に働くため、口呼吸の機会が増加し、歯並びが悪くなってしまいます。

また、食事中にテレビを鑑賞している場合、テレビに意識が集中し無理な姿勢で食事をする人もいます。

どちらか片方の歯で噛むことが多くなり歯並びのバランスが崩れるので、テレビを観ずに食事をするか、テレビの位置を正面にするなどの工夫をしましょう。

【上尾市の歯医者】子どもの姿勢が悪くなってしまう原因は?

子どもの姿勢が悪いと、骨格のゆがみなどにつながります。

それだけでなく、歯並びにも悪影響を与えてしまうため、注意が必要です。

どのようなことが原因となり、子どもの姿勢が悪くなるのでしょうか?

今回は、子どもの姿勢が悪くなる主な原因について解説します。

 

ゲームやスマートフォンが原因

 

近年、ゲーム機器やスマートフォンの普及によって、子どもでもこれらのデバイスを持つケースが増えました。

ゲーム機器やスマートフォンの長時間使用は、子どもの姿勢に悪影響を与えるので注意が必要です。

なぜなら、長時間使用に腕が耐え切れず、不自然な姿勢で使用することになるからです。

ゲーム機器は、通常の場合、画面が自分の手元にあります。

目線の高さまで画面を持ち上げてプレイすれば問題ありませんが、長時間ゲーム機器を持ち上げるのは腕が疲れるので、やがて、膝の上に置いた状態でプレイするようになります。

膝の上にあるゲームの画面を見ようとした場合にとるのは、前傾姿勢です。

前傾姿勢になると、背中が丸まってしまいます。

ゲームをプレイする時間が長くなるほど、背中が丸まった状態が当たり前になってしまうでしょう。

スマートフォンの場合、手に持って見るかテーブル上に置いて見るケースが多いです。

しかし、どちらの場合でも目線が下を向いてしまいます。

目線が下を向くことで背中が丸くなってしまうため、姿勢が悪化してしまいます。

 

長時間の勉強

 

「ゲームやスマートフォンが悪影響を及ぼすのであれば、読書や勉強の時間を増やせばいい」と思う保護者もいるのではないでしょうか?

しかし、長時間の読書や勉強も、姿勢を悪くする原因となるので注意が必要です。

勉強をするとき、机の前でずっと背筋を伸ばしている子どもは決して多くありません。

特に、長時間同じ姿勢で勉強していると疲れてきます。

机に肘をついたり、足を組んだりするなどして姿勢を変え、疲れをごまかそうとするでしょう。

さまざまな姿勢で疲れをやり過ごそうとするうちに、ノートに覆い被さるようにして勉強することがあります。

肘をついているときやノートに覆い被っているときは、背中が丸まってしまうため、注意しなければなりません。

毎日のように長時間勉強していると、猫背が当たり前になってしまうでしょう。

また、考え事などをしているときに頬杖をつくこともありますが、頬杖も歯並びに悪影響を与えます。

なぜなら、手の平によって歯が押されてしまうため、位置がズレやすくなるからです。

心当たりがある場合には、意識して直すようにしてください。

 

まとめ

 

子どもの姿勢悪化を招く原因にはさまざまなものがあります。

近年は外でも使用できるゲーム機器やスマートフォンが普及したため、外で姿勢の悪い子どもを見る機会が増えています。

仮にゲーム機やスマートフォンを全く使用していなくても、勉強をする時の姿勢も気をつけなければ、姿勢が悪くなってしまうでしょう。

特に、長時間勉強する際は気を付けてください。

頬杖も歯並びに悪影響を及ぼすので、癖にしないよう注意しましょう。

【上尾市の歯医者】乳歯が虫歯になった時は放置していい?

子どもの歯は、乳歯が生えてから永久歯へと生え変わります。

そのため、乳歯が虫歯になった時に「いずれ抜ける歯だから、治療しなくていい」と考える保護者も少なくありません。

しかし、乳歯でも虫歯は放置するのは禁物です。

いずれ抜けるにもかかわらず、乳歯の虫歯を放置してはいけないのはなぜなのか、解説します。

 

乳歯の虫歯は永久歯にも感染する

 

子どもの乳歯が虫歯になった時に、「永久歯に生え変わるのだから」と思い、治療せず放置する保護者もいます。

しかし、乳歯が虫歯になった時に放置してはいけません。

なぜなら、次に生えてくる永久歯が虫歯になってしまう可能性があるからです。

乳歯が虫歯になるということは、虫歯の原因となる細菌が口内に増えているということです。

したがって、口内は不衛生な状態にあるといえます。

永久歯は乳歯よりも硬いのですが、生え変わったばかりだとまだ柔らかく、虫歯に感染しやすい状態にあります。

口内が不衛生な状態だと、生えたばかりの永久歯は溶かされて虫歯になってしまうでしょう。

また、乳歯から永久歯に生え変わる前に、永久歯は歯茎の中で形作られています。

そのため、乳歯が虫歯になった時に、永久歯にも虫歯菌が届いてしまうかもしれません。

虫歯菌が届いてしまったら、永久歯も虫歯になります。

 

乳歯の虫歯予防

 

前述したとおり、乳歯の虫歯を治療しないまま放置していると、永久歯にも悪影響を及ぼします。

乳歯の虫歯をしっかりと治療する必要があるのはもちろんですが、もっと大切なのは、乳歯が虫歯にならないよう予防することです。

乳歯について心配ごとがある場合には、歯科医院へ行き定期検診を受けてください。

「定期検診を受けるなんて、大袈裟なのではないか」と考える保護者もいるでしょう。

しかし、乳歯の虫歯は大人のように黒くなるわけではなく、白いことが多いです。

そのため、虫歯になっても保護者が気付かないケースが珍しくありません。

また、子どもは痛みの感覚が発達していないので、痛みがあっても気づきにくい傾向にあります。

気づいた時には、虫歯がかなり進行していることが多いのです。

定期検診を受けると、保護者が気づかない口腔内のトラブルにいち早く対処してもらえます。

乳歯にフッ素を塗布してもらえば、虫歯菌に負けない強い歯を作ることができるでしょう。

フラッシング指導を受けて正しい歯磨き方法を身につけると、効率よく歯の汚れを落とすことができます。

乳歯だからといって軽んじること無く、歯科医院へ行きましょう。

 

まとめ

 

「乳歯はいつか永久歯に生え変わるのだから」と思い、虫歯になっても治療せず放置する保護者もいますが、大きな間違いです。

放置したままだと永久歯にも虫歯の原因菌が感染してしまい、生える前から虫歯になる可能性があります。

永久歯を守るためにも、乳歯の虫歯予防は大切です。

歯科医院へ行き、定期検診を受けて、口内のトラブルをいち早く対処してもらいましょう。

【上尾市の歯医者】子どもの治療を始める時は、どのような点に気を付ける?

「子どもを歯医者に連れていくのは大変」と思う保護者は多いでしょう。

歯科医院に行くことを怖がる子どもは、泣き叫んで抵抗することがあります。

しかし、治療を受ける準備をきちんと行っていれば、怖がらずに治療を受けられるようになるでしょう。

子どもの治療を始める時に気をつけることについて、解説します。

 

歯科医院に行く前に準備すること

 

歯科医院では、虫歯治療だけなく虫歯予防や口腔内の検診なども行っています。

乳歯が生え始めた時や永久歯に生え変わり始めた時などは、歯科医院でフッ素を塗布して歯面を強化すると、虫歯に負けない歯を作ることができます。

しかし、子どもにとって歯科医院は、特殊な匂いや音、知らない場所で知らない大人が口や顔を触ってくるという恐怖を感じる場所です。

以前来院した時に痛い思いをした経験があれば、なおさらでしょう。

子供に抵抗されることを面倒に思い、歯科医院に行くことを隠して連れ出す保護者もいますが、隠すことはおすすめできません。

楽しい場所へ行くはずが、嫌いな場所に行くのだとわかった時に子どもはショックを受け、ますます歯科医院が嫌いになるからです。

歯科医院に行くことを嫌がっていても、「歯医者さんにに行くよ」と伝えたうえで連れて行くようにしてください。

あらかじめ伝えることで、子どもには治療を受ける心の準備をしてもらいましょう。

伝える時は深刻そうな顔をせず、いつも通りに「歯医者に行って歯を治そう」と子どもに呼びかけてください。

子どもが抵抗するようであれば、歯科医院へ行く理由をしっかりと説明することが大切です。

 

歯科医院で行うトレーニング

 

多くの歯科医院では、初めて来た子どもに対してすぐに治療はしません。

少しずつトレーニングをして、歯科医院に慣れてもらいます。

トレーニングでは、どのようなことをするのでしょうか?

まず、子どもに診療用の椅子に座ってもらいます。

初めからスムーズに座れる子供もいますが、一人で座ることを嫌がる子供も多いです。

無理に座らせようとすると逆効果なので、初めは椅子に座った保護者の膝の上に乗ることからスタートします。

一人で椅子に座れるようになったら、歯科医院で使用している器具に慣れてもらいます。

エアーや歯科用ミラーなどの器具に触ってもらうなど、治療を始める前に苦手意識を無くしましょう。

このように、1つずつ小さい目標を立てて、歯科治療を受ける準備を一歩ずつ進めます。

実際に治療を行うまでに何度も通う必要がありますが、安全に治療を行うことを第一に考えると必要な行為です。

大人にとっては当たり前の歯科治療も、子どもにとっては恐怖に感じるケースが多いです。

子どもが安心して歯科治療を受けられるように、ゆっくりと準備してください。

 

まとめ

 

子どもにとって歯科医院は怖い場所です。

怖い場所を怖くない場所にするために、保護者と歯科医院が協力して変えていく必要があります。

保護者は恐怖心をあおらずに、いつも通りの声のトーンで「歯科医院に行く」と呼びかけましょう。

歯科医院では、治療に慣れるようにトレーニングを重ねつつ、フッ素の塗布など痛みがない治療を行ってから本格的な治療を始めます。

【上尾市の歯医者】子どもが通う歯医者は小児歯科専門のほうがいい?

子どもの歯が生え始めてきた時が、小児歯科を受診するタイミングです。

受診する際は、小児歯科を診療科目として掲げている歯科医院と、子どもの歯を専門に治療する小児歯科専門医がいる歯科医院の
どちらを選ぶべきなのでしょうか?

2つの歯科医院の違いを踏まえたうえで、どちらを選ぶべきか解説します。

 

大人の歯と子どもの歯は違う

 

一般的に、乳歯は生後6~8カ月頃から生え始めます。

ただし、具体的な時期は個人差があるため、他の子どもよりも生えるタイミングが早まったり、遅くなったりすることもあります。

大人の歯と子どもの歯は同じであると思う人もいるかもしれません。

しかし、色や大きさ、歯質などに違いがあります。

特に歯質には大きな違いがあり、乳歯のエナメル質・象牙質の厚みは永久歯の半分ほどしかありません。

ゆえに、大人の歯よりも子どもの歯は虫歯になりやすく、小児歯科では虫歯予防に力を入れているのです。

 

小児歯科専門医との違い

 

小児歯科専門医と、専門医ではない歯科医との間には、どのような違いがあるのでしょうか?

まず挙げられるのが、専門医かどうかという点です。

小児歯科専門医の資格を取るには次の条件をすべてクリアする必要があります。

 ・5年以上日本小児歯科学会に所属している
・学会が認めた大学の附属病院などの医療機関で5年以上臨床経験を持っている
・小児歯科臨床に関する報告を発表している
・専門医の認定試験に合格している

そのため、小児歯科専門医は現在約1,200人しかいません。

一方、小児歯科は、専門医でなくても歯科医師免許を持っていれば、診療科目に小児歯科を掲げることが可能です。

専門医ではなくても、診療科目に小児歯科を掲げている歯科医院は全国に数万件存在します。

小児歯科専門医の資格を持っていなくても、臨床経験や小児歯科に対する知識が乏しいわけではありません。

小児歯科専門医の資格がなくても、優秀な歯医者は多数います。

小児歯科専門医はあくまでも、基準の一つです。

小児歯科専門医に診て欲しい場合には、日本小児歯科学会のホームページで自宅の周辺地域を中心に検索して確認してください。

ただし、前述したとおり小児歯科専門医は1,200人ほどしかいないため、自宅の近くにはいない可能性もあります。

 

まとめ

 

子どもを歯科医院に連れて行く場合、小児歯科専門医がいる小児歯科医院と専門医がいない小児歯科医院のどちらに行くべきか、悩むかもしれません。

小児歯科専門医は、臨床経験や知識が豊富ですが、専門医ではない歯医者と治療できる内容に変わりはありません。

あまりこだわらず、子どもに歯が生えてきたら無理なく通える小児歯科を選びましょう。

【上尾市の歯医者】仕上げ磨きは何歳まで行えばいい?

子どもが小さいうちは、歯を磨いた後に保護者が仕上げ磨きをします。

しかし、子どもが小学生になると、「仕上げ磨きは必要なのか」と気になる保護者もいるでしょう。

仕上げ磨きは、何歳まで行えばいいのでしょうか?

また、仕上げ磨きを行うことにより、虫歯のない状態を維持するメリットとは何でしょうか?

 

仕上げ磨きは何歳まで行う?

 

歯が生えたばかりの頃は、子どもは自分で歯を磨くことができません。

そのため、大人が子どもの歯を磨く必要があります。

3歳頃になると、子どもが自分で歯を磨けるように練習を始めますが、最初のうちは十分に磨くことができません。

食べかすなどが残っている時間が長くなればなるほど、乳歯や生えたての永久歯は虫歯になってしまいます。

虫歯になるのを防ぐため、保護者が仕上げ磨きをして、子どもが歯磨きで落としきれなかった歯の汚れをしっかりと落とす必要があります。

子どもがある程度大きくなると、自分で歯磨きができるようになってくるため、いつまで仕上げ磨きをする必要があるのか気になる保護者も多いはずです。

仕上げ磨きは、何歳まで行うのでしょうか?

個人差がありますが、仕上げ磨きは小学4年生~6年生くらいまで行うといいでしょう。

なぜなら、小学6年生前後で生えてくる第2大臼歯には細かい溝があり、プラークが溜まりやすく磨きにくいからです。

第2大臼歯を虫歯にしないために、第1大臼歯などと高さが揃うまでは仕上げ磨きを行ってください。

子どもが仕上げ磨きを嫌がるようであれば、小児歯科を受診するのがおすすめです。

小児歯科では「染め出し液」などを使い、磨き残しを赤く染めて子どもに見せます。

視覚に訴えることで、普段の歯磨きでいかに磨き残しが多いのかを子どもに自覚させる効果が期待できます。

歯がしっかり磨けていないことを自分で確認できれば、子どもは仕上げ磨きの重要性を理解するでしょう。

ブラッシング指導も受けると、子どもは歯磨きのポイントを理解でき、歯磨きに対する意識が高まります。

しっかりと歯磨きをするよう習慣づけられるため、大人になっても清潔な口内環境を維持できるでしょう。

 

虫歯のない状態を維持するメリット

 

虫歯のない状態を維持していると、年を重ねても多くの歯が残りやすくなります。
健康な歯が多く残れば、食べることが楽しくなり、大きな口を開けた時に劣等感を感じることもありません。

乳歯が虫歯になると、その後に生えてくる永久歯にも悪影響があります。

したがって、「どうせ生え変わるから」と乳歯の虫歯を軽視するわけにはいきません。

虫歯菌が神経までたどり着くと、永久歯も虫歯になってしまいます。

子どものころから歯磨きをしっかりと行って虫歯のない状態を維持しましょう。

 

まとめ

 

子どもが小学生になると、今まで行っていた仕上げ磨きを嫌がるようになるかもしれません。

中には「自分で磨けるので、大丈夫」と言い出す子どももいるでしょう。

しかし、大抵の場合、自分では磨けたと思っていても、磨き残しがあります。

小学4年生~6年生まで仕上げ磨きを継続して行うことで、小学6年生ごろに生えてくる第2大臼歯を虫歯から守ることが可能です。

嫌がる場合は小児歯科を受診し、自分の磨き方では磨き残しがあることを理解してもらってください。

【上尾市の歯医者】小児歯科には何歳まで通えばいい?

虫歯予防や治療、歯科衛生士からのケア・アドバイスを受けるため、子どもが小さいうちは定期的に小児歯科へ通います。

しかし、子どもが大きくなってくると、一般歯科と小児歯科のどちらを受診すればいいのか悩む保護者も少なくありません。

何歳まで子どもを小児歯科に通わせるべきか解説します。

 

小児の意味

 

小児歯科とは、その名の通り子どもに対して歯の診察や治療を行う診療科目です。

病気やけがを治療する病院で子どもと大人の診療科目が分けられているように、歯科医院でも子どもと大人の治療は分けられています。

小児歯科における「小児」とは具体的に何歳までを意味するのでしょうか?

年齢で分けた場合、未成年者は全て小児に当てはまります。

生まれてから18歳未満までの子どもは、全て小児です。

日本小児科学会は、2007年に小児科が対象とする年齢を「15歳まで」から「成人するまで」に引き上げています。

生まれてから成人するまでであれば、小児科を受診することが可能です。

歯科医院の場合、厳密な年齢制限はありません。

しかし、多くの歯科医院において、歯が生えてから永久歯が完成する中学生頃までは小児歯科を受診するとしています。

永久歯が完成したら、大人と同様に一般歯科で治療や予防歯科を受診します。

ただし、永久歯が完成する年齢には個人差があり、歯科医院によっては18歳まで小児歯科の受診が可能としているので、かかりつけの歯科医院に何歳まで小児歯科を受診すればいいのか相談しましょう。

 

大人と区別する理由

 

小児歯科を専門に診る歯科医師がいることからわかるように、大人の通う一般歯科と小児歯科とを区別して考える必要がありますが、それはなぜでしょうか?

治療内容だけ見た場合、一般歯科も小児歯科も大きな違いはありません。

しかし、小児歯科は一般歯科とは違い、乳歯から永久歯へと生え変わる時も診療します。

将来生えてくる永久歯に悪影響がないように、成長した時のことまで考えて治療しなくてはなりません。

保護者と歯科医師は子どもの歯の成長を見守っていく必要があります。

保護者は、将来的に一般歯科へと移行することを視野に入れながら、子どもの口内状況を歯科医師に相談してください。

すでに書いたとおり、歯科医師によく相談したうえで、一般歯科へ移行するタイミングを決めましょう。

 

まとめ

 

子どもの歯の虫歯予防や治療、歯科衛生士からのケア・アドバイスを行う小児歯科は、受診年齢に関する厳密な決まりはありません。

多くの小児歯科では、歯が生えてから永久歯が完成する中学生頃までとしています。

ただし、永久歯が完成する年齢には個人差があるため、小児歯科によっては18歳まで対応可能としています。

子どもの歯の嚙み合わせが正しいものになるように、成人するまでは小児歯科に通いましょう。

【上尾市の歯医者】虫歯になりやすい6歳臼歯を守るには何をしたらいい?

子どもの乳歯が生え揃うのは2歳半から3歳頃です。

生え揃った後は、徐々に永久歯へと生え変わります。

6歳ごろに生えてくる第1大臼歯は、初めて生える永久歯です。

一般的に6歳臼歯といわれていますが、虫歯になりやすいという特徴があります。

6歳臼歯を虫歯から守るためには、何をしたらいいのでしょうか?

 

6歳臼歯とは?

 

奥歯には第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯があります。

そのうち、6歳臼歯といわれるのは、大臼歯のうち最も前にある第1大臼歯です。

乳歯は20本しかなく、第1大臼歯は乳歯の奥歯のさらに奥にある、乳歯がないところから生えてきます。

6歳臼歯は初めて生える永久歯であり、上下の歯のかみ合わせの基準になります。

6歳臼歯が正しい位置に生えてこなければ歯並びや噛み合わせ、顔の形に悪影響を及ぼしてしまうのです。

また、6歳臼歯は永久歯の中でも最も大きく、噛み砕く力が最も強い歯です。

もしも虫歯になって悪化し、失ってしまったら、咀嚼効率は3分の2まで低下するといわれています。

6歳臼歯には、虫歯になりやすいという特徴もあります。

一番奥に生えているため、磨きにくく食べかすが溜まりやすいのが原因です。

生えたばかりだと、まだ柔らかく酸に弱いため、溶けやすいことも原因の一つであると考えられています。

 

6歳臼歯を虫歯から守るためには?

 

6歳臼歯を虫歯から守るためには、歯科医院と保護者、子ども本人が各々協力していくことが大切です。

子どもには、食べたら歯を磨くという習慣を身につけさせましょう。

保護者は磨き残しがないかをチェックして、仕上げ磨きをしてください。

特に、磨きにくい6歳臼歯はしっかりと仕上げ磨きをしましょう。

仕上げ磨きの後に、フッ素スプレーをするのもおすすめです。

歯科検診では、定期検診で歯の状態をチェックして、磨き残しの有無を確認します。

ブラッシング指導もあり、年齢に合った歯磨きの仕方を指導されるので、しっかりと聞いてください。

また、フッ素塗布をしてもらうことにより、虫歯に負けない強い6歳臼歯になります。

虫歯になりやすい深い溝などをシーラント材で物理的に埋め、光を照射して固めることで虫歯を予防する、シーラント処置という方法もあります。

シーラントは臼歯に限らず、他の歯でも有効な虫歯予防法です。

シーラントについて気になる場合には、歯科医師に一度相談してみましょう。

 

まとめ

 

6歳ごろから生え始める第1大臼歯は、6歳臼歯と呼ばれます。

噛み合わせなどにおいて重要な役割を持つ歯ですが、虫歯になりやすいため、保護者や歯科医院、子ども本人が各々協力して虫歯予防をしなくてはいけません。

いつも通りに歯磨きをしていると、歯ブラシが6歳臼歯に届かないことがあるため、歯を磨く時は奥までしっかりと磨くよう注意する必要があります。

大切な6歳臼歯を守り、健康な歯を育ててください。

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