ホワイトニングを受けた直後は、好き勝手に食事を摂ることが許されません。
なぜなら、色の濃いもの等を食べてしまうと、色戻りが発生するからです。
また料理に使用されるソースなどだけでなく、果物を食べる際も注意が必要です。
今回は、ホワイトニング直後に摂取しない方が良い果物について解説します。
色の濃い果物
冒頭で、色の濃いソースなどはホワイトニング直後に食べるべきではないという話をしましたが、こちらは果物にも言えることです。
果物の中には、色が濃く歯に着色しやすいものが多く存在します。
具体的にはブルーベリーやイチゴ、ブドウやチェリーといった果物です。
これらはポリフェノールの一種であるアントシアニン色素が含まれているため、ホワイトニング直後の歯とは相性が悪いです。
もちろんこれらの果物をそのまま食べる場合だけでなく、ジャムなど別の形で食べるのも基本的にはNGです。
酸性の強い果物
酸性の強い果物も、ホワイトニング直後は摂取すべきではありません。
酸性の強い果物には、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどが含まれています。
これらは歯のエナメル質を一時的に軟化させ、着色しやすい状態にしてしまいます。
ホワイトニングを受けた直後は、ただでさえ歯の表面の膜が剥がれるため、着色しやすい状態です。
そのような状態で酸性の強い果物を摂取すると、色戻りが起こるリスクは極めて高くなります。
もちろん、果物以外にも、お酢など酸性のものは色が薄くても摂取すべきではありません。
時間が経つと変色する果物
果物の中には、時間が経つと徐々に色が変わっていくものがあります。
これらの果物についても、ホワイトニング直後は食べないことをおすすめします。
具体的には、黒っぽく変色するバナナや柿、茶色っぽく変色するリンゴなどの果物です。
時間が経つと変色する果物には、タンニンという成分が多く含まれていて、こちらは歯の着色の原因になることがあります。
ちなみに、リンゴは皮を剥いていれば食べても問題ないという意見もありますが、実際はタンニンのほかカテキンも含まれているため、なるべく避けるべきです。
まとめ
ホワイトニング直後は、特に食事に関する制約が多く、非常に不便に感じることも多いです。
しかしその時期を乗り越えなければ、すぐに歯の色が元に戻り、施術のスパンが短くなってしまいます。
またホワイトニングは何度も施術を重ねるものであるため、前述したような食事の制約は何度も体験しなければいけません。
そのため、ホワイトニングを受ける方は事前にある程度の覚悟を持っておく必要があります。