アボカドは、森のバターとも呼ばれる栄養価の高い果物の一種で、サラダや和え物、ディップソースなどさまざまな調理法で食べられます。
こちらは健康や美容に良いとされるさまざまな栄養素を含んでいて、予防歯科にもある程度の効果を発揮します。
今回は、アボカドが歯に与えるメリットを中心に解説します。
アボカドが歯に与えるメリット
アボカドに含まれる抗酸化物質と健康的な脂質は、口内の炎症を抑えるのに役立ちます。
これにより、虫歯や歯周病の原因となる細菌感染から歯や歯茎を守ります。
またカリウムが歯の再石灰化をサポートし、エナメル質を強化するため、虫歯を予防するのに役立ちます。
さらに、歯のエナメル質の修復に必要なミネラルであるマグネシウムや、歯茎の組織を強化し、炎症や出血を防ぐ葉酸もアボカドには含まれます。
ちなみに、歯や歯茎の健康には欠かせないビタミン類もアボカドは多く含んでいます。
例えばビタミンCは、歯茎の健康を維持し、コラーゲンの生成を助ける上で重要な役割を果たします。
その他、ビタミンEは歯茎の健康に不可欠な抗酸化物質です。
その他の口腔健康へのメリット
アボカドに含まれるファイトニュートリエント(植物性化学物質)は、口内で生じるがんのリスクを減らすのに役立つとされています。
またアボカドはやわらかく、歯にこびりつきやすい砂糖や不健康な脂肪を含まないため、他の歯に良いとされる硬い食品よりも歯に優しいと言えます。
さらに、アボカドであれば歯をホワイトニングなどで白くした後でも、色素沈着のリスクが少なく食べやすいです。
アボカドを摂取する際の注意点
アボカドは歯や歯茎にさまざまなメリットをもたらしますが、カロリーは比較的高めです。
アボカド1個につきご飯1杯分程度のカロリーがあるため、食べすぎは禁物です。
また、稀にアボカドに含まれるタンパク質が免疫システムに反応し、アレルギー症状を引き起こすことがあります。
そのため、もしアボカドを食べたとき口内にかゆみや腫れを感じた場合は、すぐに食べるのを中止して医師に相談してください。
ちなみにアボカドに含まれるペルシンという物質は、犬や猫などの動物にとっては有害となる場合があるため、ペットを飼っている方は注意してください。
まとめ
栄養価が高いアボカドを意識して摂取することで、日頃のブラッシングの効果はより高まります。
予防歯科は、ブラッシングと食生活の改善のいずれかが不十分だと、適切に行えないため注意が必要です。
ただしアボカドばかり食べているとカロリー過多になりますし、アボカドに含まれていない栄養素が不足するため、あくまでバランス良く摂取するのが大切です。




