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【上尾の歯医者で虫歯治療】虫歯治療中はどうやって口を開けていれば良い?

虫歯治療中、スムーズに治療を進めるため、患者さんはおとなしくしておくことが望ましいです。
また治療に伴い、口は必ず開けることになりますが、このときどれくらい開けるべきなのでしょうか?
また目の開閉や正しい息の仕方はどのようなものなのでしょうか?
今回はこれらの点について解説します。

虫歯治療中、口はどれくらい開ける?

虫歯治療中に口を開ける場合、そこまで大きく開ける必要はありません。
具体的には、指が2~3本程度入るくらいで十分です。

唇や粘膜はやわらかく伸びるため、これくらい開けるだけでも虫歯治療はスムーズに行えます。

よく歯科医師に気を遣い、限界まで大きく開けてくれる患者さんがいますが、こちらはかえって器具が入りにくくなることにつながります。
また何より患者さんの負担が大きくなるため、ある程度口内が見える程度に開ければ問題ないと覚えておきましょう。

虫歯治療中は目を閉じる?

虫歯治療中は、目を開けていても閉じていても構いません。

虫歯治療の様子がわからず、不安になるのが怖いという方は、目を開けた状態で治療を受けるのがおすすめです。
ただし、目を開けると治療中に薬液などが目に入る可能性があります。
そのため、どちらかというと目を閉じた方が良いと言えます。

ちなみに虫歯治療中は、目の部分にタオルがかけられることも多いです。
上を向いている状態のため、目を開けていると歯科医師や歯科衛生士と目が合い、少し恥ずかしい思いをするかもしれませんが、タオルがある場合は問題ありません。

虫歯治療中の息の仕方は?

虫歯治療中は、口ではなく鼻で呼吸することを意識しましょう。
口で呼吸してしまうと、口内に水が溜まってしまい、気道を確保しづらくなります。

また治療中喉に水が流れ込むのを防ぐには、口内を少しだけ斜めにすることで対処できます。
顔ごと横に向けたい場合は、危険なため前もって歯科医師に確認を取りましょう。

もちろん治療中に苦しくなったり、口を開けているのがつらくなったりした場合は、無理をせず手を挙げましょう。
手を挙げれば、その時点ですぐに休憩の時間を設けてくれます。

まとめ

虫歯治療では、患者さんの負担を軽減するために、さまざまな工夫が行われています。
さらに患者さん自身も工夫することで、治療の痛みや違和感、不快感などは大幅に軽減される可能性が高いです。
もちろん、治療前に要望を伝えていれば、歯科医師はその要望にできる限り応えてくれます。
そのため、気になることや苦手なことなどがある場合は、治療前に解決しておくことをおすすめします。

【上尾の歯医者で虫歯治療】家族で一緒に虫歯治療を受けることのメリット

家族と生活する場合、自身だけでなく家族のうちの一人も同じタイミングで虫歯を発症することがあります。
このようなケースでは、家族同士で同じ歯科クリニックに通い、一緒に虫歯治療を受けることをおすすめします。
今回は、家族で一緒に虫歯治療を受けることのメリットについて解説します。

意識を共有できる

家族で一緒に虫歯治療を受けることにより、虫歯や歯周病に対する意識を共有できます。

例えばおやつの食べ方やブラッシングの方法など、歯科医師から得た情報を家族間で共有することにより、さらに効果的な予防につながります。

またこちらは虫歯治療だけでなく、家族で定期検診に通うケースにも言えることです。
定期検診を受ければ、歯や歯茎をキレイにクリーニングしてもらえるだけでなく、ブラッシングや食生活などの指導も受けることができます。

通院がしやすくなる

家族同士で虫歯治療を受ける場合、個々でバラバラに治療を受けるよりも通院の利便性が高まります。
こちらは、通院のスケジュールを調整しやすくなるからです。

例えば、それぞれ別の歯科クリニックに通う場合、最低でも予約を2回取らなければいけません。
一方同じ歯科クリニックであれば、家族で同じ日に1回予約を取るだけで済みます。

また虫歯治療が苦手な方は、家族と一緒に待ち時間を過ごすことにより、治療に対する不安や恐怖心が軽減される可能性もあります。
このような効果も、通院の利便性が高まることにつながります。

医療費控除を受けやすくなる

医療費控除を受けやすくなることも、家族同士で虫歯治療を受けることのメリットです。

医療費控除は、年間で支払った医療費が10万円以上だった場合に、所得税の対象となる課税所得を減らせるという制度です。
ここでいう医療費には、虫歯治療にかかった費用も該当します。

また医療費控除には、生計を同一にする配偶者またはその他の親族のために支払った医療費も対象にできるというルールがあります。
つまり虫歯治療を受けた本人だけでなく、その家族の治療費も対象になるということです。

ちなみに医療費控除は、当然虫歯治療費以外の医療費も対象になるため、家族で一緒に通院することで控除を受けやすくなります。

まとめ

家族で一緒に虫歯治療を受ければ、その世帯におけるセルフケアの意識は高まりますし、通院もしやすくなります。
特に子どもや虫歯治療が苦手な方は、家族が一緒にいてくれることが大きな支えになる可能性が高いです。
また医療費控除を活用しやすくなることから、家族同士での通院は経済的な面でのメリットもあると言えます。

【上尾の歯医者で入れ歯治療】入れ歯が持つアンチエイジング効果について

入れ歯を装着する目的は、主に加齢などの原因で失った歯をカバーし、噛む機能や発音機能を回復させることです。
また入れ歯を装着することにより、患者さんは見た目もしくは内側から若返りを図ることも可能です。
今回は、入れ歯が持つアンチエイジング効果について解説します。

口元が若々しくなる

入れ歯を使用することで、口元が若々しくなる効果を得られます。
こちらはしっかり噛めるようになり、口元の筋肉が鍛えられるからです。

歯を失った状態の方は口元の筋肉が衰え、シワやたるみの原因になります。
またシワやたるみが目立てば目立つほど、実年齢よりも老けて見られる可能性が高いです。

一方入れ歯によって得た咀嚼力があれば、口元の筋肉が鍛えられ、若々しい輪郭を取り戻す効果が期待できます。

栄養素の吸収効率が良くなる

栄養素の吸収効率が良くなることも、入れ歯が持つアンチエイジング効果の一つだと言えます。
こちらも噛む力を手に入れられることが理由です。

歯を失った本数が多ければ多いほど、咀嚼機能は低下し、栄養摂取が不十分になることがあります。
なぜなら、硬さのある野菜など、栄養が豊富なものをうまく食べられないからです。

一方入れ歯を装着すれば、硬いものでもしっかり噛むことができ、消化吸収がスムーズになるため、健康的な食生活が実現できます。

ちなみにアンチエイジング効果がある栄養素としては、ビタミンC・Eやポリフェノール、ミネラルやコラーゲンなどが挙げられます。
これらは野菜や果物、魚介類や大豆製品などをバランス良く食べなければ摂取できません。

脳への刺激になる

入れ歯で咀嚼力を向上させることにより、脳への刺激が増えます。
こちらも栄養素と同じく、身体の内側からアンチエイジング効果を得ることにつながります。

噛むことは脳の活動を活性化させ、記憶力や認知機能を高めることにつながります。
逆に言えば、噛む機会が少ないと認知症などの発症リスクが高まるということになります。

入れ歯を装着することで、噛む刺激がしっかり脳に伝わり、脳の活性化に貢献します。
脳が若ければ、思考やそれに基づく見た目の若さもキープしやすいです。

まとめ

歯を失ったことから、なんとなく入れ歯を選択しようとしている方もいるかもしれません。
もちろん、入れ歯は失った歯をカバーするためのものですが、実際装着する際は前述したようなアンチエイジング効果もあることを知っておきましょう。
また入れ歯には費用面やメンテナンスのしやすさなど、他にも秀でた部分がいくつかあるため、他の治療法と比較するためにはこちらも知っておくべきです。

【上尾の歯医者で虫歯治療】歯の神経を抜かなければいけないケースとは?

歯の神経を抜く施術は抜髄と呼ばれ、こちらは基本的に避けるべきものです。
なぜなら、神経を抜くと歯が弱くなったり、変色したりするリスクが高まるからです。
しかし、場合によってはどうしても抜髄を選択しなければいけないときがあります。
今回は、歯の神経を抜かなければいけないケースをいくつか紹介します。

何もしていないのに痛みが出る

歯にもしていないにもかかわらず、ズキズキとした歯の痛みを感じる場合、歯の神経を除去しなければいけない可能性が高いです。

このような痛みは自発痛と呼ばれるものであり、歯の神経が炎症を起こしている場合は強い痛みにおそわれ、日常生活にも支障をきたすことがあります。
例えば仕事や学業における集中力が続かなかったり、睡眠不足に陥ったりといった悪影響が考えられます。

また自発痛をそのままにしていると、少しずつ痛みはなくなっていきますが、こちらは症状が改善したわけではなく神経が壊死しただけです。

歯茎から膿が出ている

歯茎から膿が出ている場合も、大半のケースでは神経を抜く治療が選択されます。

虫歯や歯周病を放置していると、歯茎の腫れや炎症がやがて神経にまで達し、歯根にまで感染を広げます。
このような段階にまでなると、歯茎から膿が出ることがあります。

また膿を放置していると、強い口臭を放ったり、全身に影響を及ぼしたりすることが考えられます。
ここでいう全身への影響とは、心臓病や糖尿病、動脈硬化症などの全身疾患のことを指しています。

そのため、あらゆる症状が併発する前に歯科クリニックを訪れ、適切な治療を受けなければいけません。

頬やリンパ腺が腫れる

頬やリンパ腺に明らかな腫れが見られる場合も、神経を抜く必要があります。

このような症状が出ている場合、歯の神経部分にとどまらず、顎の骨まで炎症が広がっている可能性が高いからです。

神経を抜く処置を行えば、感染源を取り除くことになるため、広がった炎症を抑制できます。

ちなみに首のリンパ節が腫れている場合、虫歯や歯周病だけでなく、咽頭炎や扁桃炎など別の疾患を患っていることも考えられます。

まとめ

冒頭でも触れたように、歯の神経はなるべく除去しないことが望ましいです。
しかし抜髄でなければ歯列が崩壊したり、全身疾患につながったりするケースでは、そのようなことも言っていられません。
そのため、普段からセルフケアとプロフェッショナルケアを欠かさずに行い、歯の神経を除去しなければいけない状況を防ぐことが大切です。
セルフケアだけでは、虫歯や歯周病を未然に防ぐのは難しいです。

【上尾の歯医者・予防歯科】温かい食べ物と虫歯の関係性について

虫歯と食べ物は、切っても切れない関係にあります。
虫歯を発症する原因になるのは基本的に食べ物ですし、逆に食べ物には虫歯の症状を改善させる効果もあります。
また食べ物の温度についても、虫歯との関連性が深いです。
今回は、温かい食べ物と虫歯の関係性について解説します。

温かい食べ物で虫歯が痛む原因

温かい食べ物は、虫歯が痛む原因になることがあります。
こちらは象牙質や歯髄炎によって刺激が強くなるからです。

虫歯がある程度進行すると、歯の表面にあるエナメル質という硬い組織が溶けてしまい、内部の象牙質が剥き出しになります。
象牙質は神経に近く、刺激にとても敏感であるため、温かいものがしみるようになります。

また虫歯がさらに重症化すると、今度は歯の神経に炎症が起こる歯髄炎を発症する可能性があります。
歯髄炎は温かい食べ物がしみるだけでなく、激しい痛みや歯茎の腫れなどを引き起こすことも考えられます。

虫歯以外で温かい食べ物がしみる原因

仮に虫歯を発症していなかったとしても、口内環境が悪化している場合は温かい食べ物がしみることがあります。
具体的には、歯周病を発症している場合です。

歯周病を発症すると、歯茎が下がって歯根が露出し、温かい食べ物が触れたときにしみたり痛みを感じたりします。
こちらは虫歯が進行したときと同じく、象牙質が剥き出しになるからです。

また歯周病は自覚症状が少なく、初期の状態では発症していることに気付かないケースも多いです。
そのため温かい食べ物がしみる場合で、虫歯の発症も見られないときは、すでに歯周病がある程度進行している可能性が高いです。

温かい食べ物が虫歯治療を受けた歯に与えるデメリット

すでに虫歯治療を受けた歯がある方は、温かい食べ物や冷たい食べ物を交互に食べるようなことを控えなければいけません。
こちらは、補綴物へのダメージが大きくなるからです。

虫歯の治療時に装着する銀歯などの補綴物は、温かいものを食べたときに膨張し、冷たいものを食べたときに収縮します。
このような動きを頻繁に繰り返していると、補綴物と天然歯の間に隙間ができ、そこに虫歯菌が入り込んで二次虫歯のリスクが高くなります。

まとめ

豊かな食生活を目指すにあたって、温かい食べ物を避けることは基本的にはできません。
温かいことによって消化が促進されたり、疲労回復や免疫力向上といった効果を得られたりするからです。
しかし、虫歯や歯周病の方は温かい食べ物の刺激が強くなるため、早急に治療を受けなければいけません。
また口内に補綴物がある方は、食事による口内の温度変化に気を付けましょう。

【上尾の歯医者・歯科口腔外科】爪を噛むと顎関節症のリスクが高まる理由

世の中には、さまざまな癖を持っている方がいます。
またその癖の中には、口周りに関係するものもいくつか存在し、その一つに爪を噛む癖が挙げられます。
爪を噛む癖は、顎関節症のリスクを高めるとされているため、なるべく避けるべきです。
今回はこちらの理由を中心に解説します。

なぜ爪を噛むと顎関節症のリスクが高まるのか?

爪を噛むと顎関節症のリスクが高まる理由は、顎関節への過度な負担や筋肉の疲労などが挙げられます。

爪は非常に硬い組織であるため、何度も繰り返し噛むことによって顎関節に強い力が加わります。
そして、次第に関節や筋肉に負担がかかり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。

ちなみに、爪を噛むと歯が擦り減ったり、欠けたりすることもあります。
歯の変形は、歯列全体の噛み合わせを悪化させ、顎への負担を増加させます。
こちらも顎関節症のリスクが高まる理由です。

爪を噛むことによるその他のデメリット

爪噛みの癖は、爪の変形や爪周りの皮膚トラブル、細菌感染のリスクといったデメリットにもつながります。

爪噛みは無意識のうちに行うことが多く、いつの間にか爪がボロボロになったり、表面がデコボコになったりする可能性があります。
また爪を噛むことで爪周りの皮膚が敏感になったり、炎症を起こしたりすることも考えられます。

さらに爪には多くの雑菌が付着しているため、それを口に入れることによって口腔内や消化器系に細菌が侵入し、感染症を引き起こすおそれもあります。

爪を噛む癖をなくす方法

爪を噛むことは、顎関節症だけでなく他にもさまざまなデメリットを引き起こします。
そのため、なるべく行わないように、普段から爪を短く切っておくことをおすすめします。

また無意識のうちに爪を噛んでいる方は、ストレスが溜まっているケースが多いです。
そのため、ストレスや不安を軽減したり、リラックスできる方法を実践したりすることもおすすめです。
例えば趣味の時間を増やすなどすれば、多少はストレスが軽減されます。

ちなみに医療機関では、心理カウンセリングや薬物療法などにより、爪噛みの治療を行ってくれることもあります。

まとめ

顎関節症は、一度発症すると非常に厄介な疾患です。
また爪噛みなど根本的な原因が解決されない限り、顎関節症の治療を行ってもなかなか症状は改善しません。
そのため、爪噛みなど顎関節や歯にとって良くない習慣は、なるべく早く自覚しておくべきです。
もちろん顎の痛みなど顎関節症の症状がすでに出ている場合は、早急に歯科クリニックを受診しなければいけません。

【上尾の歯医者で虫歯治療】あまり知られていない銀歯のデメリット

銀歯は虫歯治療を受けた後の詰め物として、もっとも多く使用される素材です。
虫歯治療を受けたことのある方の多くは、口内に銀歯を装着していることでしょう。
しかし、銀歯は見た目が悪く、金属アレルギーのリスクもあります。
また、その他にもあまり知られていないデメリットがあるため、今回はこちらの点を解説します。

二次虫歯になりやすい

銀歯には、二次虫歯を発症しやすいというデメリットがあります。

二次虫歯は、詰め物や被せ物の下で虫歯が再発してしまう現象です。
見えない部分で発症するため、なかなか患者さん自身では気付くことができません。

また銀歯は天然歯とくっついていますが、こちらは接着しているわけではなく、あくまで隙間を埋めているだけです。
隙間を埋めることは、専門的には合着と呼ばれます。

そのため合着するためのセメントが少しずつ溶け出していくと、隙間が大きくなって汚れが入り込みやすくなり、二次虫歯のリスクを高めます。

寿命が短い

銀歯は金属であり、耐久性が高いイメージがありますが、寿命はそれほど長くありません。
具体的には、3~5年程度で交換しなければいけないケースがほとんどです。

確かに銀歯は耐久性が高いですが、その分噛むことによって変形していきます。
その結果、装着した当初よりも適合性が下がり、歯との間に隙間ができやすくなります。

また変形した銀歯をそのまま使用すると、噛み合わせにも影響が出てくることがあります。
そのため、3~5年で交換することが推奨されています。

ちなみにセラミックの補綴物であれば、10~15年程度は使えるケースが多いです。

治療直後に痛みが出やすい

銀歯を装着する場合、虫歯治療の直後に歯が傷みやすくなります。
こちらは銀歯に温度が伝わりやすいからです。

虫歯治療を受けたにもかかわらず、その直後に歯が痛むというケースがあります。
治療直後の歯は神経が過敏になっているため、ある程度痛みが出るのは仕方ありませんが、銀歯の場合はさらに痛みが増すことが多いです。

銀歯は熱伝導率が高く、詰め物を通して神経に熱さや冷たさが伝わりやすくなるという特徴があります。

まとめ

銀歯はポピュラーな素材ではありますが、もっとも優れている素材というわけではありません。
もちろん、症例数が多いためトラブルに対応しやすいことや、費用が安いことなどのメリットはありますが、デメリットも数多くあることを理解しておきましょう。
特に二次虫歯や治療直後の痛みを避けたり、交換の頻度を減らしたりしたい方は、虫歯治療の際に別の素材を選ぶことも検討してください。

【上尾の歯医者・小児歯科】夜更かしをする子どもは虫歯になりやすいって本当?

子どもの生活リズムを正しいものにするのは、親御さんの務めの一つです。
特に幼い子どもは、朝になったら起き、夜になったら寝るという意識がそれほど強くありません。
また夜更かしをしてしまうと、子どもは虫歯のリスクが高まります。
今回はこちらの理由や主な対策について解説します。

夜更かしをする子どもが虫歯になりやすい理由

子どもの夜更かしが虫歯につながりやすいことには、唾液の分泌や食事のタイミングなどが関係しています。

夜になると副交感神経が優位になるため、唾液の分泌量は必然的に減少します。
唾液には、虫歯菌の増殖を抑えたり口内を洗い流したりする作用があるため、夜更かしをすればするほど虫歯のリスクは高まります。

また夜更かしをする子どもは、夜間に食事を摂ってしまうケースも多くなります。
寝る前に食事を摂ると、歯に付着したプラークが活動する時間が長くなり、虫歯につながりやすいです。

夜更かしと虫歯に関する研究

2019年、北海道大学大学院歯学研究院において、夜型の生活習慣は虫歯のリスクを高めるという研究結果が発表されました。

具体的には、6歳以下の子どもの虫歯の本数と、就寝時刻や夕食時刻との関係性を調査したところ、生活習慣が不規則な子どもほど虫歯が多い傾向にあることがわかっています。

中でも就寝時間が遅い子どもほど虫歯が多く、夕食時刻が遅い、夕食を決まった時間に食べていない、間食の回数が多いという子どもにも同様の傾向が見られました。

子どもの夜更かし対策

子どもの夜更かしやそこから来る虫歯を防ぐには、まず午前中に日の光をたっぷり浴びさせることが大切です。
朝になったら必ずカーテンを開け、室内に日光を採り入れるようにしましょう。

また日中には運動をさせることも大切です。
日中の適度な運動は、体内リズムを整え良い睡眠につながります。
可能であれば、日の光をたっぷり浴びる野外運動が望ましいです。

さらに、就寝前の光はなるべく避けましょう。
例えば夜の照明を弱くしたり、暖色系の照明を使用したりするのが効果的です。
その他、スマートフォンやタブレットの使用頻度も減らすべきです。

まとめ

子どもの夜更かしは、虫歯につながりやすいだけでなく、他にもさまざまなデメリットがあります。
例えばイライラや集中力低下、成長ホルモンの分泌量低下など、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。
特に成長ホルモンの分泌量低下は、身長が伸びにくくなることにつながるため、できる限り避けるべきです。
そのため、親御さんは本記事で触れた対策を行い、子どもが健康的な生活リズムに慣れるようにしなければいけません。

【上尾の歯医者で虫歯治療】虫歯を放置するとコストがかかりやすくなる理由

虫歯を発症しているにもかかわらず、すぐ歯科クリニックに通わないという方は少なくありません。
こちらは歯科クリニックに苦手意識があったり、通う暇がなかったりすることが理由です。
しかし、虫歯を放置すると全体的なコストは高くなるため、注意が必要です。
今回は、なぜコストがかかりやすいのかについて解説します。

神経の治療をしなければいけないから

虫歯を放置することでコストがかさむ理由としては、まず神経の治療をしなければいけないことが挙げられます。

中程度くらいまでの虫歯であれば、穴が開いてしまった部分を削り、詰め物や被せ物を装着するだけで済みます。
一方重度にまで進行した虫歯は、神経がダメージを受けているため、根管治療というものを行わなければいけません。

根管治療は、歯の奥深くの根管に存在する汚れや神経を除去する治療で、何回も治療を受けなければいけません。
そのため、通常の虫歯治療よりも費用は高くなります。

通院の回数が増えるから

先ほど、重度の虫歯は根管治療を受けなければ治せないという話をしました。
また根管治療は複数回にわたって行われるものであり、通院回数も多くなります。
通院回数が多くなるということは、必然的に通院費用もかかりやすくなるということを意味しています。

例えば徒歩や自転車で通える範囲の歯科クリニックであれば良いですが、電車で通わなければいけない場合は電車賃がかかります。
もちろん車で通う場合、歯科クリニックに駐車場があったとしても、ガソリン代はかかります。
駐車場がない場合は、コインパーキングに停めるためのコストもかかります。

自由診療を選択しなければいけない可能性があるから

虫歯を放置し続けた結果、抜歯を選択するしかなくなった場合、失った歯は人工物でカバーしなければいけません。
このとき、インプラント治療などを選択しなければいけない場合、コストはとても高額になります。

インプラント治療は、人工歯根を埋め込んだところに人工歯を被せるという非常に優れた治療です。
しかし原則保険が適用されない自由診療であり、歯1本の治療を行うだけでも数十万円のコストが発生します。

まとめ

歯に穴が開くほど進行した虫歯は、放置していても自然に治ることはありません。
つまり、虫歯を治療せずに放置することは、まったく意味のないことだということです。
もちろん、なかなか通院できない事情がある方もいますが、虫歯治療はあらゆる事柄よりも優先すべきだと言えます。
悪化した虫歯は口内環境を壊滅させるだけでなく、費用の高額化や全身疾患にもつながることがあるため、注意してください。

【上尾の歯医者・予防歯科】ハチミツの虫歯予防効果について

ハチミツはビタミンやミネラル、ポリフェノールなどさまざまな栄養素が豊富に含まれる食品です。
しかし非常に甘く粘度も高いため、虫歯になることを危惧する方もいるでしょう。
ところが、実際はハチミツを食べると虫歯予防につながります。
今回は、ハチミツの虫歯予防効果を中心に解説します。

ハチミツの虫歯予防効果

ハチミツには糖分が含まれていますが、こちらは果糖、ブドウ糖という種類です。
虫歯菌が好む糖分は、ショ糖と呼ばれるものであるため、果糖やブドウ糖を摂取してもそれほど虫歯菌が活発に動きません。

またハチミツには、過酸化水素(オキシドール)が微量ながら含まれています。
過酸化水素は、水素と酸素からなる化合物で、虫歯菌の活動を抑えてくれる役割を持っています。
そのため、虫歯を発症しにくい口内環境を整えてくれる効果があります。

ハチミツの摂取方法

虫歯予防のためにハチミツを摂取する場合は、おやつとして食後に摂取するのがおすすめです。

前述の通りハチミツの糖分はショ糖と比べて歯に良いものであり、食後に摂ることで唾液の分泌が活発になるため、さらに虫歯の予防効果は高まります。

特に寝ている間は口内が乾燥気味になり、唾液が少なくなることで、乾燥が大好きな虫歯菌が増殖しやすくなります。
寝る前にハチミツを摂ることで、保湿効果と殺菌作用で虫歯菌の活動を抑えられます。

ただしハチミツは加熱に弱く、高温になると抗菌効果が弱まります。
そのため、お茶やコーヒーに入れたり料理に加えたりする場合は、加熱しすぎないように注意が必要です。

ちなみにハチミツを摂りすぎると肥満などの悪影響を及ぼすため、1日の摂取量は大さじ2杯程度(40g)にとどめておきましょう。

赤ちゃんにはハチミツを与えてはいけない

虫歯予防効果が期待できるハチミツですが、赤ちゃんに与えてはいけません。
1歳未満の赤ちゃんがハチミツを摂取すると、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあります。

乳児ボツリヌス症は、弛緩性の麻痺や呼吸麻痺といった症状を引き起こす疾患です。
乳児の腸内にはボツリヌス菌を抑制する腸内細菌が少ないため、菌が増殖して毒素を酸性し、こちらの病気を発症させる可能性があります。

まとめ

ハチミツをそのまま摂取するだけで、ある程度虫歯のリスクは抑えられます。
特に食後や就寝前に摂取すれば、効率的に虫歯予防効果を得ることができます。
ただし、ハチミツだけで完全に虫歯を予防できるわけではなく、あくまで丁寧にブラッシングを行うことは前提です。
さらに、赤ちゃんに対してハチミツを与えるのは危険だということも、前もって把握しておきましょう。

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